モントレー 2016 in 嬬恋、いよいよ開催間近!! – RALLYPLUS.NET ラリープラス

モントレー 2016 in 嬬恋、いよいよ開催間近!!

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5月の第3戦若狭以来、約3カ月ぶりのターマックラウンドとなる全日本ラリー第6戦「モントレー in 嬬恋」は、いよいよ今週末の開催となる。事前情報ではこの大会の最大の勝負どころになると予想されていた「Minenohara」(10.749km)が、局地的豪雨の影響によりコースの一部が崩落し、アイテナリーの変更を余儀なくされるなど、すでに波乱含みの展開となっている。シリーズも後半戦に入り、各クラスでチャンピオン争いの重要な1戦となるこのラウンド、その見どころを紹介しよう。

勝田範彦、ターマックでの勝利数を伸ばすか?

今シーズンは、勝田範彦が序盤のターマックラウンド3戦で3連勝という圧倒的強さを見せた。一方、ライバルの奴田原文雄と新井敏弘は、それぞれグラベルラウンドで1勝ずつを挙げているという状況だ。シリーズ中、最もポイント係数が高い第7戦「ラリー北海道」は奴田原と新井が得意としているだけに、ターマックを得意とする勝田にとっては、この1戦がタイトル奪還に向けての大一番となるだろう。雨に翻弄された昨年は、新井が優勝、奴田原が2位に入っている。両者とも今回は新型タイヤのADVAN A052を投入する予定となっている。昨年のドライステージで好タイムをマークした勝田にとっては、今年のモントレーの天候も気になるところだろう。
また、同じく昨年のドライステージで好走を見せた福永修も、モントレーでは忘れてはならない存在だ。昨年は、雨がやんだデイ1の後半ステージで5連続ベストタイムをたたき出し、デイ1をトップで終える速さをみせた。

難所といわれる約10kmの「Minenohara」がなくなったことで、過去2年間使用した約5〜6kmのハイスピード林道が主舞台となるため、路面コンディション次第では新井、奴田原、勝田、福永、鎌田卓麻らを筆頭に、0.1秒を争うシビアな戦いが展開されそうだ。

グループR車両が揃い踏みのJN5クラス

今大会でJN6クラス以上に注目となりそうなのが、JN5クラスだ。今シーズンは、プジョー208 R2の柳澤宏至が第5戦までに3勝を挙げてシリーズをリードし、第2戦を制したトヨタ・ヴィッツGRMNターボの大倉聡が8.6点差で柳澤を追いかける展開となっている。しかしこのラウンドでは、開幕戦を制した眞貝知志のアバルト500ラリーR3Tが第3戦以来の登場。ターマックラリーでは最も実績を残してきている1台だけに、優勝争いに加わってくることは間違いない。

また、柳澤のチームメイトの炭山裕矢が、シトロエンDS3 R3-MAXでエントリー。さらに、TOYOTA GAZOO Racingの若手ラリードライバー育成プログラムで、フィンランドを拠点にトレーニングを積む勝田貴元と新井大輝が、モントレーに登場する。貴元は、第4戦ラリー洞爺でヘイキ・コバライネンがドライブしたGT86 CS-R3でラックから出場。大輝は、第5戦まで関根正人がドライブしてきたシトロエンDS3 R3-MAXでMATEX-ZEUS RALLY TEAMから出場する。5台のグループR車両が全日本ラリーに名を連ねるのは、今シーズン初となる。新井(敏弘)、勝田、奴田原のビッグ3の次の時代を担うドライバーが勢ぞろいするJN5クラス。柳澤と大倉のタイトル争いはもちろん、シリーズ屈指のハイスピードターマックで、ドライバーとマシンがどんな速さを見せるのか大いに注目が集まる。

JN3クラスは早くも今シーズン初のタイトル決定か?

開幕戦から第5戦まで、天野智之が負け知らずの5連勝を飾っているJN3クラスは、シリーズポイント2位の岡田孝一が欠場したため、このラウンドで天野が8.5点以上獲得すれば、今シーズンのチャンピオンが確定する。今年は規定変更によりRX-8が編入されたJN3クラスだが、トヨタ・ヴィッツRSを駆る天野の速さは、開幕戦からライバルを寄せ付けず独走状態。5位+デイポイント1点以上、あるいは4位以上に入賞すればチャンピオンが確定するが、今シーズンの天野の無敗伝説がこのタイトル決定戦でも続くのかにも注目だ。



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