WRCスウェーデン:ディレクター陣コメント「100%全開で攻めても必ずしも成功するとは限らない」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスウェーデン:ディレクター陣コメント「100%全開で攻めても必ずしも成功するとは限らない」

©VOLKSWAGEN

ラリースウェーデン、フィニッシュ後の各チームディレクター陣のコメント。トリッキーな状況となった今戦、全力を尽くしても結果に差が出る難しさを優勝チームのディレクター、ヨースト・カピートは語った。(マニュファクチャラーズ選手権順位、カッコ内は前戦からの比)

[フォルクスワーゲン・モータースポーツ]
ヨースト・カピート(ディレクター)

マニュファクチャラーズ選手権首位(=)
「ラリースウェーデンを4回勝つ事は、チーム全体の見事な努力によるものだが、特にセバスチャン・オジエとジュリアン・イングラシアによるところが大きい。天候により非常に独特なコンディションとなったこのラリーを勝つ事は、完璧なアタックを見せたに等しい。彼らには脱帽だよ。100%全開で攻めても必ずしも成功するとは限らない事は、アンドレアス・ミケルセンが示している。チームメイトと同じように彼らは全力を尽くしたが、小さなミスが優勝と4位の差になった。ヤリマティは序盤で優勝のチャンスを失ってしまったが、それを乗り越えていいパフォーマンスを見せた。ドライバー達やチーム全体のパフォーマンスには文句なしに満足だ」

HYUNDAI

HYUNDAI

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ミシェル・ナンダン(チーム代表)

マニュファクチャラーズ選手権2位(=)
「ドラマの多い一週間だったので、ポディウムフィニッシュを得られたことは素晴らしい。ヘイデンとジョン、また見事な働きをしたチームのみんなを祝福したい。パワーステージの終わりでは、ヘイデンがラジエターからの水漏れに遭い緊張が走ったが、幸い迅速に対応したことで無事に戻る事ができた。ダニもいい走りをしたし、土曜日のパンクがなければトップ3争いに絡んでいただろう。ティエリーもテクニカルトラブルの影響を受けてしまったが、パワーステージポイント目前と頼もしい終わり方をした。ドライバー達の高い意欲のおかげで、新型マシンについて多くを学び、選手権ポイントも獲得した。2戦を終えてフォルクスワーゲンとの差は5ポイントにつけており、連続してポディウムフィニッシュを果たした。メキシコも新しいマシンには学ぶ事の多い経験となるが、2016年の滑り出しとしては喜んでいいと思う」


[MスポーツWRT]
マルコム・ウィルソン(チーム代表)

マニュファクチャラーズ選手権4位(=)
「マッズがまたポディウムに上がる姿を見るのは、最高だった。彼とオーラは本当に必死で取り組んでおり、彼らのコンビネーションが順調に進んでいる事にも満足している。彼らのアプローチは賢明だった。彼らのウィンターラリーでの経験が少しアドバンテージになることを分かった上で、彼らは警戒するレベルが未知数の状況に挑み、週末を通して速さを上げて行った。彼らにもチームにとっても素晴らしいリザルトだし、もっとこうしたリザルトが欲しい思いでいっぱいだ!」



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