【プジョー 2008 DKR16情報】ペテランセルがダカールラリー制覇! – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【プジョー 2008 DKR16情報】ペテランセルがダカールラリー制覇!

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前回の優勝から26年あまりを経て、プジョーがダカールラリー5度目の優勝を果たした。ダカールラリーのベテランクルー、ステファン・ペテランセル/ジャン‐ポール・コトレが駆るプジョー2008 DKR16が優勝したのだ。

ダカールが南米に移って以降、今回はプジョーにとって2度目の参戦だった。プジョー2008 DKR16は、実施された12ステージのうち、9ステージでトップタイム。うち、1-2フィニッシュが7回、1-2-3フィニッシュも2回を数えた。

ペテランセルは、自身初のダカール制覇(当時はバイク)からちょうど25年。自身にとって、これが12回目のダカール優勝となった(バイクで6回、4輪でジャン‐ポール・コトレとともに6回)。

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また、シリル・デプレ/デイビッド・キャステラ、セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナも、今回のダカールで大健闘。最終的にそれぞれ7位、9位でフィニッシュを果たした。今回参戦した4台の2008 DKR16のうち、3台が完走。カルロス・サインツ/ルーカス・クルスは、4日前まで総合首位に立っていた。チームメイトとともにフィニッシュランプに上がることはかなわなかったが、今回のチームの成果に大きく貢献した。

プジョーはこれまで、アフリカ時代のダカールで1987〜1990年の間に4回優勝したほか、ル・マン24時間、パイクスピーク、WRCと、モータースポーツで数々の栄光を収めてきており、南米開催での参戦わずか2回目でイベントを制した今回の優勝により、新たな歴史の1ページを刻んだ。今回は計3台の2008 DKR16がフィニッシュランプにたどり着いた。

総合リザルトは、お互いを支え合ったチームメンバーや、不屈の精神を見せたメカニックの存在なしでは果たせ得なかった。4輪での参加は2回目というデプレは、プジョーのステージ1-2フィニッシュにも貢献し、チームメイトがトラブルに見舞われた時には救助に参加するなど活躍を見せた。ダカールがスポーツマンシップと助け合いの精神において、伝説的なイベントであるという強烈な印象を残したと言えるだろう。

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302号車の2008 DKR16をドライブしたペテランセル/コトレは、その豊富な経験を存分に活かして、ロサリオでのフィニッシュランプで勝利の美酒を味わった。共にダカールを制したのは6回目に上るだけではなく、バイクで6回の優勝を経験しているペテランセルにとっては、初優勝の25年前から数えて実に12回目の快挙。その優勝記録を更新し、「ミスター・ダカール」の存在感を強めた。

アルゼンチンとボリビアを走り抜く約9500kmの行程は、厳しい天候と4800mにも達する標高との戦いでもあった。チーム・プジョー・トタルは、ダカール史上、最も強靭なラインナップで臨んだ。ペテランセル、サインツ、デプレによりダカール勝利は、合計で17回。さらにWRC9連覇王者のローブが、ダカールに初めて挑んだのだ。

全クルーが、それぞれに2008 DKR16で光る速さを見せた。プジョーのエンジニアは、南米開催に初めて参戦した昨年、数々の貴重な経験を蓄積した。それ以来、マシン改良のために不休の取り組みに励んできた。より低く、よりワイドに、より長く、さらにパワフルとなった2008 DKR16が、高められたそのポテンシャルを発揮するのに時間はかからなかった。伝統的な4×4マシンを相手に2WD方式で挑んだこのマシンは、どんな路面でも悠々とクリアし、当初から採用されていた最も効果的な技術選択が際立った。

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チーム・プジョー・トタルは、最初の競技ステージの最初から、ラリーをリードしてきた。まず最初にステージウインを飾ったのは、WRCでの経験を存分に活かしたローブ。そして、ペテランセル、サインツが続いた。競技1週目は、3台の2008 DKR16が入れ替わりで首位に立ち、6ステージすべてで1-2フィニッシュ、そのうち2回1-2-3フィニッシュをたたき出し、チーム全体を活気づけた。サルタでの休息日に入る時の総合順位トップ3は、ローブ、ペテランセル、サインツという布陣で、その後のボリビアでのチャレンジングな高地ステージに向かった。

ラリー2週目はさらにルートが多彩となり、オフピステや砂丘を越える行程などの割合が増えた。あちこちに危険が待ち構える路面に挑むなか、ステージ10では転倒を喫してダメージを負ったローブとサインツが、優勝争いから遠のいた。デプレは、ステージ5でエンジントラブルによりすでに遅れを喫していたため、チーム・プジョー・トタルの優勝は、ペテランセルに託された。ペテランセルは、有名なフィアンバラ砂丘での過酷なステージも制した後、大差を築いたステージ10-13は完璧なペースコントロールを発揮。そして、そのアドバンテージを維持したまま、フィニッシュにたどり着いたのだ。

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プジョー・スポール・ディレクター ブルーノ・ファミン
「今回は、とにかくマシンのパフォーマンスを発揮したいと思っていたので、このリザルトは、期待を大きく上まわるものです。そして、あらゆるタイプのコンディションもスムースに走破するという目標を果たしました。自分たちが掲げた技術的なミッションを完遂したと言えます。それでも、細かなメカニカルトラブルも発生しましたから、我々のプジョー2008 DKR16にはまだ伸びしろが残されていることも明らかになりました。リザルトはうれしく思いますし、来年も同様の結果を残したいと思います。もしかしたら、1-2-3フィニッシュを狙うことになるかもしれませんね」

302:ステファン・ペテランセル(優勝ドライバー)
「心から満足しています。スタート前は、このようなリザルトはまったく保証されていませんでした。自分の感覚としては、チームはまだ少し“若い”と思っていましたが、すべてがとても順調に動きました。さらに、我々のマシンがWRCスタイルのステージでも非常にコンペティティブだったことは、うれしいサプライズでした。この区間は、カルロスやセブの方が私よりも速いと分かっていたので、とにかく離されないようについていこうと思っていました。マキシマムアタックをした日が1日ありましたが、クリーンなラリーができましたし、大差をつけてリードできた。残り3日の時点で50分は大きいです。その後は、できるだけ賢明にそのギャップを管理することだけでした。自分が2輪のライダーで初めてダカールに参戦した時、いつかプジョーをドライブしたいと夢見ていました。チームに加入して、彼らとともに優勝を果たすことができ、本当に満足のいく思いです」

ジャン‐ポール・コトレ(優勝ナビゲーター)
「プジョー2008 DKR16をポディウムの頂点に上げることができて、とてもうれしく思います。この2年間、必死で取り組んできたチームが報われました。1年間の訓練を経て優勝を手にすることができた。素晴らしいリザルトです。みんなに心から感謝しています」

321:シリル・デプレ(7位)
「4輪での2度目の参戦で、とてもポジティブな結果を得られました。それに、ダカールラリーで完走を達成することは、いつでも大きな満足感を味わうことができます。デイビッドとともに、素晴らしいステージをすべて走り抜くことができ、マシンにもすっかり慣れることができました。いくつかミスはありましたが、それを繰り返さないように注意しました。だから、トップのペースにもついていけるステージがあったのだと思います。プジョー2008 DKR16が3台もトップ10に入ったというのは、チーム全体にとっても素晴らしい結果だと思います」

314:セバスチャン・ローブ(9位)
「フィニッシュできて、本当にうれしいです! ポジティブなこともネガティブなこともありましたが、全体的にはとてもいいレベルのパフォーマンスが出せました。経験不足であまり自信がないステージではミスもしましたが、それ以外では、純粋なパフォーマンスとしてはいいペースに乗れたと思います。苦戦した日もあったものの、それ以外はとてもエンジョイできました」

303:カルロス・サインツ
「チームのみんなに祝福を贈りたいと思います。特に、優勝を果たしたステファンとジャン‐ポールのふたりに。プジョー2008 DKR16を開発するため、全員が必死で取り組んできました。このチームワークに貢献することができて、非常にうれしく思っています。復帰からわずか2年目でこのような結果を出せたことは、間違いなく注目に値します。まさにほれぼれするようなチャレンジでした」

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