WRCドイツ：日本時間のアイテナリー

©HYUNDAI

2015年WRC第9戦ラリードイチェラントは、8月20日（木）〜8月23日（日）の4日間の日程で開催されるターマックラリー。日本との時差は7時間で、日本時間の午後〜深夜にかけて行われる。

ラリーの拠点はドイツ西部のモーゼル河に近いトリアー。狭いブドウ畑の丘陵地を縫って走るステージや、コンクリート路面の軍の演習場などを使用する。ターマックラリーながらも様々な路面が用意されており、道幅の狭いハイスピードなコースのために毎年大きなクラッシュも起きている、一筋縄ではいかないラリーだ。

歴代優勝者は、2002年にWRCとして開催されてからセバスチャン・ローブが圧倒的な勝率を誇ってきたが、2011年にはシトロエン時代のセバスチャン・オジエがその牙城を崩している。その後、2013年はダニ・ソルド、2014年はティエリー・ヌービルと、ともにWRC初優勝をこのドイツで飾った。逆に、地元ながらフォルクスワーゲンはここ２年間好成績を残せておらず、フォルクスワーゲンとしての初優勝、そしてオジエのドライバーズチャンピオンをここドイツで決められるか、注目が集まる。