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全日本ラリー北海道:今年もラリードライバーが地元小学校でラリー教室を実施

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全日本ラリー選手権第6戦およびXCRスプリントカップ北海道第4戦ラリー北海道(グラベル)初日の9月5日(金)、ラリー北海道大会事務局とラリードライバー、協賛各社が協力して帯広市立若葉小学校で、毎年恒例の特別授業を実施した。ラリー北海道では地元への社会貢献活動の一環として、2022年から小学校での特別授業を実施しており、取り組みは今年で4年目となる。

今年は、JN-1クラスの勝田範彦(GR YARIS Rally2)、奴田原文雄(ADVAN KTMS GRヤリスラリー2)、新井敏弘(SUBARU WRX VBH)、ヘイキ・コバライネン(AICELLO速心DLヤリスRally2)、鎌田卓麻(Castrol TEIN DL ファビア)、福永修(スミロン☆焼肉ふじ☆CTE555ファビア)の6ドライバーに加え、XCR部門XC-2クラスに参戦する番場彬(CUSCO YHジオランダーHILUX)、竹岡圭(圭rpxTOYOTIREx三菱トライトン)も参加。コ・ドライバーからも北川紗衣、松本優一、小坂典嵩、梅本まどか、山田政樹が加わり、選手13名が参加しての特別授業が行われた。

今回、ラリー教室に参加したのは、若葉小学校の5年生約95名。開催に先立って火曜日には、学校側の窓口を務めた久萬兼一郎先生が「ラリー北海道の公式サイトや色々な動画を見ながら」準備をした、ラリーについての基礎知識をパワーポイントで作成したスライドで予習してこの日に備えた児童たち。晴れわたった校庭に、競技車が連なって校庭に登場すると、大喜びで出迎えた。

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ドライバーの紹介では、北海道在住、北海道でラリーを学んだ奴田原が「ラリーをやりたい人!」と声をかけると、多くの手が挙がり「みなさんがドライバーになる日を待ってます」と笑顔で呼びかけた。また紋別出身の鎌田も「この週末は、道民代表として頑張ります」と決意を語った。一方、自身のYouTubeチャンネルが人気の福永はYouTuberでもあると紹介されると、児童たちは「おぉ〜」と盛り上がりを見せる現代っ子らしい一面も。

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その後、児童は3グループに分かれ、各エリアで体験に臨んだ。校庭に設けられた試乗エリアでは、スタート直前の競技車に実際に触れたりシートに座ったりしながら、ドライバーに各装備の説明を受け「カッコいい!」「シートが低い!」と興味深そうにしていた。

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トヨタ・ガズーレーシングは、「タイヤ交換体験」を実施。モリゾウチャレンジカップのデモカーを持ち込み、各コーナー4ヶ所に分かれてタイヤのボルトを外す担当、締める担当を決め、タイヤ交換の早さを競う勝負で多いに盛り上がった。

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交通標識の意味を楽しく学ぶ「交通安全ゲーム」では、神経衰弱式にカードを選び、同じ標識の絵柄が揃ったら、ドライバーがその標識を解説するというもの。普段はステアリングを握るドライバーだが、子どもたちの前では朗らかにゲームを進行し、子どもたちとふれあった。

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最後は、児童たちの健やかな成長と交通安全の願いを込めて、同イベントに協力する協賛各社から提供されたプレゼントの詰め合わせと記念ボードを贈呈。最後に、全員で記念撮影を行った後、帯広駅前で行われるラリーショーに向かっていく選手たちを、児童たちがドライバーの名前を叫んだり贈られたフラッグを力強く振りながら見送った。

なお、今回のイベントは、株式会社キャロッセ、トヨタ自動車株式会社、株式会社SUBARU、三菱自動車工業株式会社、横浜ゴム株式会社、住友ゴム工業株式会社、株式会社アイセロ、Castrol with TEIN、TOYO TIRE株式会社の協力で実施された。

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