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AXCR2025:2022年覇者のチャヤポン・ヨーターが首位に浮上、日本人勢最上位は柳澤宏至

©MITSUBISHI

アジアクロスカントリーラリー2025は8月11日、カオヤイ〜ナコーンラチャシマプラーチーンブリー〜カオヤイとループする設定のレグ3、360.50km(うちセレクティブセクション195.76km)の走行が行われた。

標高600mの丘陵からスタートするこの日の山岳コースは、岩や溝が多いほか、後半はタイヤが隠れるほどの砂地も登場。午後には、お決まりのスコールにも見舞われ路面がマッドになる引き続き難しいコンディションとなった。

この日、トップタイムをマークしたのは、TGRタイランドからエントリーする昨年覇者のマナ・ポーンシリチャード(トヨタ・ハイラックスRevo)。4分以上の大差をつけて、総合順位でも一気に3番手に浮上した。

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一方、前日まで首位に立っていたチームメイトのナッサポーン・アングリッタノン(ハイラックスREVO)は序盤にサスペンショントラブル、後半にもアクシデントに見舞われ、1時間以上の大量ロス。大きく後退してしまった。これで総合首位に浮上したのが、2022年にチーム三菱ラリーアートに勝利を献上したチャヤポン・ヨーター(三菱トライトン)だ。この日は2番手タイムからわずか6秒差の3番手タイムで、タイトル奪還に向けて大きく前進した。しかし、前日に5番手まで順位を上げていたチームメイトの田口勝彦(トライトン)はサスペンショントラブルに見舞われ、タイムロス。総合10番手に後退している。

総合2番手には、いすゞD-MAXを駆るスワ・リンジラピンヤが上がっており、上位3台に三菱、いすゞ、トヨタが並んでいる。

日本人勢最上位に上がってきたのが、クスコレーシングの柳澤宏至(トライトン)。この日は7番手タイムをマークして、総合9番手に浮上している。チームメイトの番場彬は、序盤2日はスタック、デイリタイアと苦戦が続いたが、この日は全体としてロスなくまとめ、この日を13番手タイム。総合順位を33番手に上げている。

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12日は事前に公示された通りレグ4のステージがキャンセルとなったため、休息日となる。

AXCR2025 暫定結果(レグ3終了時点)
1 C.ヨーター(三菱トライトン) 9:41:26
2 S.リンジラピンヤ(いすゞD-MAX) 9:53:06
3 M.ポーンシリチャード(トヨタ・ハイラックスREVO) 10:05:33
4 D.マニーイン(いすゞD-MAX) 10:07:03
5 B.コール(フォード・ラプター) 10:23:03
6 T.クリンケイト(いすゞD-MAX) 10:29:34
7 O.ソルンシリラット(いすゞD-MAX) 10:51:15
8 T.ピンパワット(トヨタ・ハイラックスREVO) 11:02:32
9 柳澤宏至(三菱トライトン) 11:03:21
10 田口勝彦(三菱トライトン) 11:05:57
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12 青木拓磨(トヨタ・フォーチュナー) 11:18:32
17 新田正直(トヨタ・ハイラックスREVO) 12:47:23
20 北浦一司(いすゞD-MAX) 13:07:46
23 和田 智弘(スズキ・ジムニーシエラ) 14:06:36
24 竹野悟史(スズキ・ジムニー) 15:58:10
29 森川金也(トヨタ・ランドクルーザー) 20:54:16
30 小出一登(三菱トライトン) 21:03:17
31 飯島祐一(トヨタ・ランドクルーザー) 23:27:45
33 番場彬(三菱トライトン) 25:54:32
34 山崎元彰(トヨタ・ランドクルーザー) 27:14:32
37 伊藤はづき(スズキ・ジムニー) 34:40:34
39 塙郁夫(トヨタ・フォーチュナー) 36:10:32
41 中井匡斉(スズキ・ジムニーシエラ) 38:51:58
42 松原圭蔵(スズキ・ジムニー) 42:30:00
43 鈴木一也(いすゞD-MAX) 47:15:00

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