【ペター・ソルベルグのWorldRXプレビュー】ポルトガル – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【ペター・ソルベルグのWorldRXプレビュー】ポルトガル

 

【ペター・ソルベルグのWorldRXプレビュー】ポルトガル

ようやく! 待機の時間が終わった。2014年世界ラリークロス選手権最終戦からの長い136日間。でも、もうこれ以上待つことはないんだ。やっとまた、エンジンを始動させることができる。新しいシーズンの始まりだ。そして、僕にとって最高の思い出の場所で開幕を迎える。

去年、このポルトガルで僕は勝利を収めた。マシンの上に立ち上がって勝利を祝った時の気分は、何て言い表せばいいか分からない。僕のことはみんなもよく知っていると思う。どれほどの情熱を持ってモータースポーツに参加しているかってことを。そして、そこで勝つことが僕の全てなんだ。自分自身のチームで勝ったことは、本当に特別な瞬間だった。僕がここのコースやこの国をこよなく愛する理由でもある。

昨年、選手権タイトルを獲得したことは、PSRXチームにとても多くのことをもたらした。そして今年、このタイトルを守ることは、いっそうハードなことになる。

2015年は参戦チームが多く、素晴らしい戦いが繰り広げられることになりそうだ。マニュファクチャラー陣はさらにギアを上げて、より速いマシンを作ってくる。僕らのようなプライベーターチームは、チームを維持し、より多くの予算を得るために奔走する。

でも、僕らは、冬の間だって眠っていた訳じゃない。実際問題、僕らはいつでも睡眠不足だった。チームはシーズンオフの間、マシンに懸命に取り組んできてくれた。昨年の終盤に開発の作業を行い、タイトルを決めた後、最終戦では改良版のパーツをいくつか付けて走らせた。どれも順調に機能し、冬の間の作業に向けていいプラットフォームとなった。僕たちのマシンが今年も速いっていう自信があるよ。スリリングだろ? 他のみんなだって、決して遅くなりはしないからね!



今年、僕たちは新しい陣営を組んだ。ライアム・ドーランと組んで、SDRXーソルベルグードーラン・ラリークロスを結成したんだ。マシンは昨年のように各自で手がけるんだけど、 チームズ選手権では両方ともポイント対象となる。去年はタイトルの獲得は一つだったから、今年は二つ欲しいね!

モンタレグレ・ラリークロスサーキット(ポルトガル)
距離: 1050m
ジョーカーラップ: 1150m
最大コース幅: 16m
最小コース幅: 14m
ターマック: 60%
ダート 40%

2014年ポルトガル戦でのペター・ソルベルグ
パーフェクトなシーズンの始まりだった。史上初のFIA世界ラリークロス選手権イベントで優勝。二つめのFIA世界タイトルを獲得したこの年にマークした5勝のうち、最初の一勝だった。このポルトガルでは、ヒート3以降、セミファイナル、ファイナルと負けなしの強さを誇った。



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