IRCの開幕戦は2010年もモンテカルロ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

IRCの開幕戦は2010年もモンテカルロ

 

 ラリーモンテカルロのオーガナイザー、オートモビル・クラブ・ド・モンテカルロ(ACM)は2010年もIRCと歩みをともにすることを決定した。

 ACMゼネラルコミッショナーのレネ・イゾアールはこう説明する。
「ラリーモンテカルロは、今年に引き続きIRCとして来年も開催される。我々はこのシリーズに、ラリーという競技がもつ根本的な価値を取り戻すことができる可能性を見出したからだ」

 基本的にIRCは決められたフォーマットを持たない。そのラリー自体に賭けられたタイトルであり、各イベントオーガナイザーの裁量で運営フォーマットなどは決められている。型にはめられたフォーマットのWRCよりも、自由度の高いプランが立てられるIRCに、より魅力を感じたということだろう。

 IRCをプロモートするユーロスポーツイベントのゼネラルディレクター、ジェラルディン・フィリオーリは次のようなリリースを発表した。
「我々は今年に引き続き、来年再びラリーモンテカルロを開催できることを非常に誇りに思っている。そして、好評を得た2009年のラリーと同じく、我々は幅広いTV取材と特別番組、そしてライブ放送によって、この伝統あるイベントを多角的に伝えていこうと計画している」

 78回目の開催を迎える来年のラリーについても、いくつかの改良点がアナウンスされている。公表された詳細は以下のとおり。

1)レッキはラリー開催の1週間前、2010年1月16〜18日までの間に行なわれる。
2)車検は18〜19日にフランス東南部の都市、バランスで行なわれる。
3)スタート式典は19日火曜日の夕方5時から。バランスのシャン・ド・マルス通りにて。
4)9kmの「セレクション」ステージが19日火曜日、レントおよびエシャラソン峠とゴディサール峠を舞台に行なわれ、これをもってラリーのスタート順を決定する。
5)20日水曜日はバランス東部の山岳地帯を、21日木曜日は北東部のステージをループする、いずれも比較的近郊のステージが用意される。バランスの属するドローム県の隣、オート=ロワール県には有名なサンボネのループステージも設けられる予定。
6)ヨーロッパラリー選手権などで設けられているGTクラスの出走が可能になる。

 加えて、参加料は2009年と変わらず3000ユーロ。プライベートチームについてはタイヤと燃料の選択は自由であることなどが定められている。

 78回目の開催を迎えるラリーモンテカルロは、ユーロスポーツ/ユーロスポーツ2/ユーロスポーツアジア・パシフィックによるライブ放映と、多くのマスコミの取材によって全世界中に発信されるだろうと予想されており、その数は70カ国にのぼるとみられている。



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