WRCサファリ:競技2日目、全SSベストのカッレ・ロバンペラが首位を快走、慎重に走った勝田貴元は3番手 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCサファリ:競技2日目、全SSベストのカッレ・ロバンペラが首位を快走、慎重に走った勝田貴元は3番手

©TOYOTA

2024年シーズンC第3戦サファリ・ラリーケニア(グラベル)は、3月29日(金)に2日目の6SSを走行し、トヨタのカッレ・ロバンペラが首位に立った。56.9秒差の2番手にエルフィン・エバンス、1分00秒8差の3番手に勝田貴元が入り、上位3台をトヨタが独占している。

木曜日にケニアの首都ナイロビ郊外で行われたSS1に続き、金曜日からはナイロビの北部100kmに位置するナイバシャ周辺のラフグラベルを舞台に本格的なラリーが幕を上げた。2日目は『Loldia(19.17km)』、『Geothermal(13.12km)』、『Kedong(31.50km)』という3ステージを昼サービスを挟んでリピートする6SS、127.58km。朝の段階で天候は快晴、コンディションは完全なドライとなった。

オープニングのSS2、今シーズンは限定参戦を決めているロバンペラが、ヒョンデのエサペッカ・ラッピに0.9秒差のベストタイム。左リヤタイヤに問題を抱えながらも、後方スタートのアドバンテージを活かしたかたちだ。2.1秒差のSS3番手タイムにオィット・タナック、2.6秒差のSS4番手タイムにティエリー・ヌービルと、ヒョンデ勢が続く。

TOYOTA


「先は長いし、無理をする必要はない」と語る勝田は9.9秒差のSS5番手タイム、左リヤタイヤをスローパンクチュアしたエバンスは11.8秒差の6番手タイム。この結果、総合順位ではロバンペラが前日の3番手から首位に浮上し、以下タナック、ラッピ、ヌービル、勝田、エバンス、アドリアン・フルモー(Mスポーツ・フォード)のオーダーとなった。

SS3もロバンペラが、ラッピに1.4秒差の連続ベスト。ラッピがタナックをかわし、総合2番手にポジションを上げた。一方、スタート直後、バンクにヒットしたヌービルが左リヤタイヤをパンク。ベストのロバンペラから20秒近くも遅れ、総合5番手にドロップしている。

この日最長の31.50kmを走るSS4でも、ロバンペラがラッピに11.1秒差の一番時計を刻み、総合2番手につけるラッピとの差を15.5秒差に拡大した。タナックを挟み、総合4番手につける勝田は26.5秒差のSS6番手タイム。すでに首位ロバンペラとは41.3秒も差が開いているが、「このステージは少し慎重になりすぎましたね。ただ、これ以上速く走ろうとか、このままキープしようとはしていません。少しずつスピードを上げていく感じで、どうなるかは週末が終われば分かるでしょう」と、落ち着いて語っている。

その後方では、前のステージでのパンクによりマシンにダメージを負ったヌービルが、室内にダストが入り込むため、マスクとゴーグルを着用して走行。このステージでエバンスに抜かれて、ヌービルは総合6番手に順位を下げている。

HYUNDAI


ナイバシャでの昼間サービスを挟んで、午前中と同じルートを走行する午後のセクション。サービスパークで小雨が降ったものの、コンディションはドライのままだ。SS5、総合2番手を走行していたラッピがスタートから9.8km地点でコースオフ。クルーは無事だったが早くもラリー続行を諦めることになった。このステージではロバンペラがチームメイトの勝田とエバンスに0.6秒差をつけて、連続ベスト記録をさらに伸ばしている。

さらにSS6でもドラマが待っていた。ラッピに代わり総合2番手に順位を上げていたタナックが、スタートから3.2km地点の左コーナーでコース上の岩にヒットし、サスペンションを破損。ラッピに続き、タナックまでもがリタイアを余儀なくされた。ベストはここでもロバンペラ、4.5秒差のセカンドベストを記録した勝田が総合2番手、エバンスも総合3番手に浮上し、トヨタが早くもトップ3を独占している。

この日の最後を締めくくるSS7。午後に入り雨が降ったことで、一部路面が荒れている箇所もある。ロバンペラはこの難しい路面でもミスなく走り切り、この日行われた全ステージでベストを刻んでみせた。「もっと速く走りたかったけれど、これだけ荒れた路面では仕方がないね。クルマが走るたびに轍がひどくなる感じだったし、とにかく首位で戻ってこられてハッピーだよ」と、ロバンペラは安堵の表情をみせた。

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総合2番手を走行していた勝田はジャンクションでドライビングミスを喫し、ベストから14.4秒差のSS4番手タイム。これでエバンスが、首位から56.9秒差の総合2番手に浮上した。総合4番手は、ヒョンデ勢で唯一2日目を走り切ったヌービル。総合5番手にフルモー、総合7番手にグレゴワール・ミュンステールと、Mスポーツ・フォードのふたりが入っている。

競技3日目はSS8〜SS15の8SS、SS走行距離は160.96km。オープニングのSS8は、日本時間3月30日の14時01分にスタートする。

WRCサファリ SS7後暫定結果
1. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 1:16:22.6
2. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) +56.9
3. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1:00.8
4. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) +1:07.3
5. A.フルモー(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +1:46.6
6. G.ミュンステール(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +3:34.2
7. G.グリーンスミス(シュコダ・ファビアRSラリー2) +6:51.3
8. J.セルデリディス(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +9:11.7
9. K.カエタノビッチ(シュコダ・ファビアRSラリー2) +10:14.3
10. O.ソルベルグ(シュコダ・ファビアRSラリー2) +10:28.8



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