WRCサファリ:初日のショートステージを終えてヒョンデのティエリー・ヌービルがトップ、勝田貴元は僅差の4番手 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCサファリ:初日のショートステージを終えてヒョンデのティエリー・ヌービルがトップ、勝田貴元は僅差の4番手

©Red Bull

2024年シーズンWRC第3戦サファリ・ラリーケニア(グラベル)は、3月28日(木)にオープニングのSS1が行われ、ヒョンデのティエリー・ヌービルが3分19秒9のベストタイムをマークし、首位に立った。0.1秒差の2番手には同じくヒョンデのオィット・タナック、0.8秒差の3番手にはトヨタのカッレ・ロバンペラがつけている。

TOYOTA


クルーは水曜日にシェイクダウンを行い、木曜日午後からケニヤッタ・インターナショナル・カンファレンスセンター前で華やかなセレモニアルスタートを実施。その後、ナイロビ郊外に設けられた4.84kmのSS1「Super Special Kasarani」を走行した。ポイントリーダーとしてシーズン初グラベルを迎えたヌービルは、チームメイトのタナックをわずか0.1秒ながらも上まわる一番時計。先頭スタートで走行する翌日からのグラベルステージに向けて、「チャレンジングなイベントになると思っている。とにかく大きなトラブルなく、ラリーを走り切りたいね。SS1ではクルマのフィーリングは良かったけれど、先は長いよ」と、慎重に語った。

2度の表彰台フィニッシュ経験を持つなど、サファリを得意とするトヨタの勝田貴元は、首位から0.9秒差の4番手タイムと上々のスタート。
「このラリーは大きなチャレンジになります。堅実に慎重にステージを走り切ることが重要です。必ずしも一番速い必要はなくて、クレバーであることが求められます」とコメントしている。

TOYOTA


勝田の後方は、5番手にヒョンデのエサペッカ・ラッピ(ヒョンデ)、6番手にエルフィン・エバンス(トヨタ)、7番手にアドリアン・フルモー(Mスポーツ・フォード)のオーダーで続いている。

M-SPORT


競技2日目はSS2〜SS7の6SS、SS走行距離は127.58km。オープニングのSS2は、日本時間3月29日の14時15分にスタートする。

WRCサファリ SS1後暫定結果
1. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) 3:19.9
2. O.タナック(ヒョンデi20Nラリー1) +0.1
3. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +0.8
4. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +0.9
5. E.ラッピ(ヒョンデi20Nラリー1) +1.5
6. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) +1.7
7. A.フルモー(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +2.2
8. G.グリーンスミス(シュコダ・ファビアRSラリー2) +6.6
9. G.ミュンステール(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +8.6
10. O.ソルベルグ(シュコダ・ファビアRSラリー2) +9.4



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