フィンランドのアークティック・ラップランドラリーでGRヤリス・ラリー2が初勝利 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

フィンランドのアークティック・ラップランドラリーでGRヤリス・ラリー2が初勝利

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フィンランドラリー選手権(FRC)第2戦アークティック・ラップランドラリーが2月2日〜3日、フィンランド中部のロバニエミで開催され、トヨタGRヤリス・ラリー2のミッコ・ヘイッキラが優勝。GRヤリス・ラリー2に初優勝をもたらした。

国内選手権トップ部門、ラリー2マシン対象のSM1クラスでは、最初の1kmから大接戦となった。開幕ステージを制したのはラウリ・ヨーナ(シュコダ・ファビアRSラリー2)だったが、その後、雪壁に当たってクラッシュを喫し、デイリタイアを余儀なくされた。その後は、テーム・アスンマー(ファビアRSラリー2)と、今大会からトヨタGRヤリス・ラリー2を投入したミッコ・ヘイッキラの一騎打ちとなった。

ヘイッキラがERCにステップアップするまで、頻繁にフィンランドタイトルを争ってきたふたりの戦いは、金曜日はアスンマーが5秒のリードを築いての首位で折り返した。土曜日も、サービスまではヘイッキラのプレッシャーを凌いでいたが、SS9でヘイッキラが実戦デビューでのGRヤリス・ラリー2で激走を披露。ここで首位に浮上したヘイッキラは、合計約200kmのステージを走り終えて、アスンマーをわずか7秒上回っての勝利を決めた。

「勝てたなんて、ミラクルだよ」と喜びを見せたヘイッキラ。
「僅差での勝利だったが、勝ててよかった。このマシンで初めてトナカイの角を受け取ったので、ちょっとしたお祝いだね」

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前週のWRC開幕戦ラリーモンテカルロで実戦デビューを迎えたGRヤリス・ラリー2に初の勝利を献上したヘイッキラ。今後はGRヤリス・ラリー2で国際格式のラリーに集中していく模様だ。このラップランドラリーでは3位にもGRヤリス・ラリー2をドライブしたルーペ・コルホネンが入り、実戦2度目にしてGRヤリス・ラリー2が1‐3フィニッシュを果たした。

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また、このラップランドラリーでは、TGR WRCチャレンジプログラム2期生の小暮ひかると山本雄紀がGRヤリス・ラリー2での初参戦に臨み、それぞれクラス8位、9位でフィニッシュしている。

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FRCラップランド 最終結果
1 M.ヘイッキラ(トヨタGRヤリス・ラリー2) 1:41:02,8
2 T.アスンマー(シュコダ・ファビアRSラリー2) +7.3
3 R.コルホネン(トヨタGRヤリス・ラリー2) +35.7
4 G.リンナマエ(トヨタGRヤリス・ラリー2) +57.0
5 B.コーホラ(ヒョンデi20N ラリー2) +1:37.5
6 N.グロンホルム(シュコダ・ファビアR5) +2:31.2
7 A.ライトコネン(シュコダ・ファビアR5) +2:53.2
8 小暮ひかる(トヨタGRヤリス・ラリー2) +3:51.2
9 山本雄紀(トヨタGRヤリス・ラリー2) +3:52.9



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