アンドレアス・ミケルセンがヒョンデに復帰。2024年はダニ・ソルド、エサペッカ・ラッピと3台目をシェア – RALLYPLUS.NET ラリープラス

アンドレアス・ミケルセンがヒョンデに復帰。2024年はダニ・ソルド、エサペッカ・ラッピと3台目をシェア

©Hyundai Motorsport GmbH

ヒョンデは、2024年のWRCのクルーとして、ダニ・ソルド/カンディード・カレラ、アンドレアス・ミケルセン/トルステイン・エリクセンがラインナップに加わることを発表した。すでにスポット参戦が発表されているエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルムと3台目のヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドをシェアする。

ティエリ・ヌービル/マルティン・ウィダグ、Mスポーツ・フォードからチームに復帰するオィット・タナック/マルティン・ヤルベオヤがフル参戦でドライバーズ選手権を狙う一方、ラッピ、ソルド、ミケルセンは、それをサポートすることが使命となる。チームは、3台目のクルーとして、各ドライバーの強みを活かした参戦プログラムを組むとしており、ソルドはラフグラベル、ミケルセンはターマック、ラッピはスノーと高速グラベルと、その役割を具体的に示している。

ヒョンデ・モータースポーツの立ち上げから参加しているソルドは、2024年がチームでの11年目。これまでヒョンデからの参戦では20回ポディウムに上がっている。ミケルセンもヒョンデには2017〜2019年に在籍しており、チームに復帰する形。シュコダから参戦していた間は、2021年と2023年にWRC2タイトルを獲得しており、11月の最終戦ラリージャパンでもWRC2部門優勝を飾ったことは記憶に新しいところだ。ヒョンデ復帰後のミケルセンは、ラリー1でのWRC参戦とともにラリー2マシンの開発プログラムにも参加する。

2019年以来となるドライバーズタイトル、2020年以来となるマニュファクチャラーズタイトルを狙うヒョンデ。ソルドとミケルセンの具体的な目標、さらにチーム全体のターゲットに関しては、2024年1月、開幕戦モンテカルロの前に発表するとしている。さらにWRC2部門に関しての2024年参戦プランについても作業を続けており、このシリーズを活用して将来の才能を育成し、2025年以降に活かすことを目指している。

ヒョンデ・モータースポーツのチーム代表、シリル・アビテブールは「経験と才能にあふれた2024年のWRC参戦クルーのラインナップが最終決定したことをうれしく思う」とコメント。
「ダニは10年以上にわたって、ステージでもファクトリーでもチームに多大なる貢献をもたらしてくれた。来季も彼と一緒に活動を続けられることを、非常にうれしく思っている。アンドレアスがチームに戻ってきてくれることにもワクワクしている。WRCでもラリー2でも数々の成功を収め豊富な経験を積んでいる。エサペッカ、ダニ、アンドレアスは、いずれも経験が豊富だが、それぞれに得意分野が多少違うので、チームとしては、ティエリー、オィットとともにイベントごとに最高の強さで戦うことのできる組み合わせとなった」

Hyundai Motorsport GmbH

ヒョンデから参戦継続が決まったソルドは2024年もヒョンデ・モータースポーツから、チームの目標達成に貢献できることを非常にうれしく思う」とコメント。
「自分たちが参戦するラリーは自分のドライビングスタイルに合っているイベントになるので、多くのポイントを獲得できると確信している。アルツェナウの仲間たちとはもう10年以上の付き合いとなり、2019年、2020年にはタイトル獲得も一緒に祝ったので、チームが再びトップに返り咲くために全力を尽くす」

ヒョンデからラリー1マシンでの参戦が決まったミケルセンは「ヒョンデ・モータースポーツから、ラリーのトップカテゴリーに戻れることに、大変ワクワクしている。2019年以来、トップカテゴリーに復帰するために必死に戦ってきたので、それがヒョンデで実現できてとてもうれしく思う」とコメント。
「ビッグチャンスが待っているし、それをつかんで最大限に活かしていく。信頼を寄せてくれたヒョンデ・モータースポーツには、心から感謝している。2024年は、高い目標を達成できるために最大限に力を尽くしていく」



RALLY PLUS