WRCジャパン:WRC2はミケルセンが優勝、カエタノビッチがWRC2チャレンジャータイトルを獲得 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCジャパン:WRC2はミケルセンが優勝、カエタノビッチがWRC2チャレンジャータイトルを獲得

©Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

WRCラリージャパン(ターマック)のWRC2部門はアンドレアス・ミケルセンが3時間39分42秒5で優勝。1分15秒離されての部門2位にはニコライ・グリアジン、3位にカエタン・カエタノビッチがつけ、カエタノビッチはWRC2チャレンジャー王者となった。

ミケルセンは、前戦セントラルヨーロピアンでWRC2ドライバーズタイトルを決定して、その勢いのまま今季4勝目を挙げた。
「素晴らしい結果だ。とてもチャレンジングな週末で、経験がカギになると思っていた。最初の2ステージで差をつけ、その後はコントロールをして勝つことができた」とミケルセン。

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WRC2チャレンジャーは、今年創設されたWRC2登録選手のうち、過去にラリー2によるWRCでのタイトル未獲得選手のための選手権。カエタノビッチは今回のジャパンで対象選手中3位以上でのフィニッシュが条件のところ、2位でラリーを終え初代王者となった。
「マチェイ(・スチェパニアク)とORLENチームの皆、スポンサー、そして妻に感謝したい。素晴らしい結果になった」と喜ぶ。

4位には福永修が「全般的にエンジンが吹けないトラブルに悩まされ、ステージも燃費走行という状況でマシンを労りながらの走りとなったが、最後まで走り切れたのでよかった」とトラブルを抱えながらも入賞。「極端にミューが低い路面での対応など、まだまだ要修業の部分もたくさんある」と、課題を振り返った。

Jaanus Ree / Red Bull Content Pool


なお福永の順位は、1973年1月1日生まれ以前のラリー2〜5およびRGT車両の登録選手による、マスターズカップでトップ。部門優勝者として名を刻むこととなった。続く2位にはWRC2クラス6位でフィニッシュしたイーモン・ボーランドが入賞している。

WRC2クラス5位にはダニエル・チウイストがつけた。
シトロエンC3 R5を駆る今井聡は前日のデイリタイアから再スタートし、8位でフィニッシュ。
「いろいろ激動のラリーだったが、最終ステージでは気持ちよく走ることができた。来年につながればいいなと思う」と語った。

WRCジャパン WRC2 最終結果
1 A.ミケルセン(シュコダ・ファビアRSラリー2) 3:39:42.5
2 N.グリアジン(シュコダ・ファビアRSラリー2) +1:15.9
3 K.カエタノビッチ(シュコダ・ファビアRSラリー2) +11:52.2
4 福永修(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +17:05.3
5 D.チウイスト(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +20:19.3
6 E.ボーランド(シトロエンC3ラリー2) +21:04.9
7 M.ディアス-アボイティス(シュコダ・ファビアRSラリー2) +52:56.7
8 今井聡(シトロエンC3 R5) +1:39:49.2

WRCジャパン マスターズカップ 最終結果
1 福永修(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) 3:56:47.8
2 E.ボランド(シトロエンC3ラリー2) +3:59.6
3 M.ディアス-アボイティス(シュコダ・ファビアRSラリー2) +35:51.4
4 J.ベイリー(フォード・フィエスタ・ラリー3) +1:06:17.9



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