WRCセントラルヨーロピアン:カッレ・ロバンペラ「最初のタイトルよりもうれしい」日曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCセントラルヨーロピアン:カッレ・ロバンペラ「最初のタイトルよりもうれしい」日曜日コメント集

©Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

WRCセントラルヨーロピアンラリー、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。トヨタのチームメイトであるエルフィン・エバンスとのタイトル争いの末に、一戦を残してタイトル防衛を決めたカッレ・ロバンペラ。安堵した気分とともに、笑顔を見せながら初タイトルの時よりも喜びを感じている心情を明かした。
(カッコ内は順位の前日比)

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20 Nラリー1ハイブリッド

■ティエリー・ヌービル/総合優勝(=)
パワーステージ順位:2位

Hyundai Motorsport GmbH

「本当にうれしい。フィニッシュできて、ホッとしたよ! すごくチャレンジングでタフな週末だった。全体として、とてもいい仕事ができた。一貫性と速さがあり、それが結果につながった。フィニッシュが近づくにつれて、このラリーが楽しめるようにもなってきた。グリップコンディションが安定してきてからは特にね。みんなに感謝したい。この週末、チームが注いできた努力の結果だ。サルディニア以来、また優勝するためにハードにプッシュしてきたが、ポディウムには上がれても勝つことができないでいた。たくさんのベルギーのファンや家族の前でここで勝てたことは、もちろん最高。今は、喜びに満ちている。今回の成果を誇りに思うし、ここからは今年最後のイベントでさらに優勝を収めるために集中していく」

■テーム・スニネン/総合6位(=)

Hyundai Motorsport GmbH

「基本的にラリーはよかった。このようなラリーは2年ぶりなので、必死だったよ! 天候やコンディションの点では、どのループもそれぞれに違ったので、学ぶことも多かった。いいペースを出せたところもあったし、SS11ではセカンドベストもマークできたが、最初からマシンをコンディションに合わせていくには、経験が不足していた。チームには心から感謝したい。最高のシーズンだった。シーズンに中盤にこのマシンに乗ることができて、このチャレンジに挑めたことは素晴らしかった。ここから成長を続けていくためには、いい位置にいると思う。自分たちの仕事には満足しているし、自分にとってカレンダーで最もハードなラリーになるという自分の予想は、かなり当たっていた」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

■カッレ・ロバンペラ/総合2位(=)
「今は、すごくいい気分。本当にホッとした。タイトルを争っている時は、肩にすごく大きなものを背負っているからね。今年は、昨年よりもタフでチャレンジングだったと思う。争いはタイトだったが、自分たちはとてもいい仕事ができた。自分たちのシーズンを誇りに思うし、1度目のタイトルよりも喜べると思う。最高にトリッキーなコンディションもあって難しいイベントだったが、冷静を保ち計画の通りに進めた。金曜日は走行順のアドバンテージをしっかり活かすことができたが、エルフィン(エバンス)がコースアウトしてからは、勝つために戦う必要はなくなったことは明らかだった。自分たちが目指していたのは、もっと大きなゴールだったからね。ヨンネ(ハルットゥネン、コ・ドライバー)とチームのみんな、支えてくれたみなさんには、心から感謝している。ラリージャパンは、エンジョイするよ」

■セバスチャン・オジエ/総合4位(=)
パワーステージ順位:3位

Toyota Gazoo Racing WRT

「このラリーは自分が最も強く戦えるラリーではなかったし、金曜日の午前のトラブルがなかったとしても、このコンディションで自分たちの走行順では、できることはあまりなかったと思う。それでも、週末が進むにつれて、自分たちがプッシュできるようなドライのセクションも出てきてより楽しめるようなコンディションになってきたので、マシンの中でも楽しめた。だから、少なくとも今回、ベストタイムも出せた。カッレとヨンネを祝福したい。今年も素晴らしいシーズンになっていたし、これが最後のタイトルには絶対にならないと思う。同時に、エルフィンのことは気の毒に思う。今季、カッレととてもいい戦いをしてきた。ここからは、ラリージャパンで最高の形でシーズンを終えることを目指していく」

■勝田貴元/総合5位(=)
パワーステージ順位:4位
*マニュファクチャラーズ選手権外

Toyota Gazoo Racing WRT

「いい形で週末を終えられましたが、改善しなくてはならないこともたくさんあります。このように難しいコンディションで、バランスをつかむのは本当に難しかったです。もちろん、次のラリーは母国での開催なので、ビッグプッシュをしていきます」

■エルフィン・エバンス/総合31位(↑)
パワーステージ順位:1位

Toyota Gazoo Racing WRT

「カッレとヨンネを心から祝福したい。そして、タイトルを獲得したチームのみんなにも。みんな一生懸命に取り組んで来て素晴らしい仕事をしたので、タイトルにふさわしい。自分たちとしては、もちろん残念な結果になったが、タイトルを獲るのはかなり難しいことを承知でこの週末を迎えたし、とにかく戦うしかなかった。カッレに対して公平に言うなら、彼は金曜日はすごく強かったし、自分たちは彼についていけるペースを出せなかった。それでも挑み続けた。今回はうまくいかなかったが、そんな時もあるし、来年またタイトルを目指していく。パワーステージでは高ポイントを獲得できたし、これでラリージャパンを楽しみにすることができる」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■オィット・タナック/総合3位(=)
パワーステージ順位:5位

M-SPORT

「最終的にいい結果を得られたので、そう悪い週末ではなかった。トラブルを避けたことが功を奏した。今回の自分たちはコンペティティブではなかったと思うが、金曜日は走行順が良くなかったし、その日の昼までにすでにそれ以上プッシュの必要がない立ち位置になったので、週末をまとめることに専念した。ジャパンがどうなるか楽しみだし、より戦いが激しくなるかもしれないね」

■グレゴワール・ミュンステール/総合7位(=)
*マニュファクチャラーズ選手権外

M-SPORT

「このラリーは自分にとって大きなテストのような感じだった。ウエットコンディション、タイヤを組み合わせてミックスのコンディション、それに最終日はタイヤを組み合わせてドライで走ったし、確信できるところではハードタイヤも使った。いいタイムも出せたと思うので、それはちょっとしたご褒美だね。チームは素晴らしい仕事をしてくれたし、プーマですぐに自信をつかめた感じがしたので、それはこのマシンにとってポジティブなこと。ヘアピンでストールしたのに自己ベストの4番手タイムを出せたので、あれがなければもっといいタイムが出せていたかもしれないが、全体としてはパフォーマンスには大満足している」

■ピエール‐ルイ・ルーベ/総合10位(↓)

M-SPORT

「新しいイベントで大変な週末になったし、やることもたくさんあった。新しくバンジャマン(ベイヤ)と組んでの参戦だったので本当に過酷だったが、彼にとってはペースノートが大変だった中ですべてうまく進んだと思う。金曜日に小さなコースオフで4分もロスしてしまったのは少し残念だが、それ以外ではペースはそう悪くなかった。最終日の午前はクラッチかデファレンシャルのトラブルという不運もあったが、それもラリーの一部だし、この後も続けられるなら今後を楽しみにしているよ!」



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