全日本ラリー久万高原:勝田範彦が開幕2連勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

全日本ラリー久万高原:勝田範彦が開幕2連勝

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全日本ラリー第2戦「久万高原ラリー supported by Sammy」は5月1日(日)に競技最終日となるデイ2の走行が行われ、初日トップの勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)が、この日も総合トップの座を一度も譲ることなく、開幕戦に続き優勝を重ね、開幕2連勝を達成した。

前日のデイ1と同じく好天に恵まれたデイ2は、強い日差しに照りつけられた路面の温度が上昇し、タイヤにとってさらに厳しい戦いが各クラスで展開された。6SS/68.74kmが設定されたこの日のラリーは、デイ1に設定されたSS美川をふたつに分けて逆走するSS神岡(6.00km)とSS西谷(14.32km)、SS大川峰リバースの逆走となるSS大川峰(14.05km)の3SSをそれぞれ2回ループする。

そのオープニングとなるSS8神岡1は、前日のSS5からベストタイムを連発し、首位の勝田に迫る新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)がベストタイムを重ね、1秒差にまで迫る。だが、勝田もSS9(西岡I)、SS10(大川峰I)、SS11(神岡II)を奪い応酬、その差を8.9秒に広げた。しかし勝田と新井のふたりによるドッグファイトは、SS12(西谷II)で決着がついた。デイ2の最長SSとなるこのステージでなんとか巻き返しを図りたい新井だったが、SSフィニッシュの約2km手前で突然ストップ。クラッチトラブルにより無念のリタイアとなってしまった。ライバル不在となった勝田はSS12とSS13(大川峰II)を連取し、2位に浮上した奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションⅩ)に1分16秒1という大差をつけ、開幕戦に続く2勝目を獲得した。3位には、SS1でタイヤのパンクに見舞われながらも、その後の追い上げでポジションアップを果たした福永修/竹原静香(三菱ランサーエボリューションⅩ)が入賞した。

「長丁場のラリーで1秒を争う厳しい展開になったけど、最後まで全力で戦うことができるようにマシンを整備してくれたチームのみんなに感謝します」と、優勝の喜びを語る勝田。開幕戦に投入したニューマシンで価値ある2連勝を果たした。

関根正人/小坂典嵩(シトロエンDS3 R3-MAX)と、柳澤宏至/中原祥雅(プジョー208 R2)との2台のRR車両が初日の1-2を奪ったJN5クラスは、壮絶なサバイバル戦となった。デイ1で柳澤に1分以上の大差を付けた関根だったが、SS9(西谷II)のフィニッシュ直前で側溝に落ちた関根のマシンが突然出火。ほぼ優勝を手中にする展開となりながらも、無念のリタイアとなった。これで待望の首位に立った柳澤だったが、今度は最終SSの約4km地点で突然柳澤のマシンのエンジンがストップ。一度は息を吹き返し戦列に戻るものの、その後ふたたび同じ症状に見舞われ、こちらも無念のリタイアという結果となった。この2台のリタイアにより、大倉聡/豊田耕司(トヨタ・ヴィッツGRMNターボ)がドライバー、マシンともに全日本ラリー初優勝。2位には牟田周平/加勢直毅(プジョー208 GTi)、3位に大橋逸夫/藤上亘(MINIジョン・クーパー・ワークス)が入賞するという結果となった。

JN4クラスは、デイ1トップの石川昌平/石川恭啓(トヨタ86)がSS9でコースアウト。その後は山口清司/島津雅彦(トヨタ86)と横嶋良/木村裕介(スバルBRZ)が1秒を争う好バトルを展開し、最終SSを前に横嶋が首位の座を掴むものの、最終SSで山口が横嶋を再逆転。4.7秒差で山口が今季初優勝を飾った。

JN3クラスは、デイ1トップの天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツRS)がこの日も快走。ライバルの追従を許さず、開幕戦に続き2連勝を飾った。1&2速ギヤを失いながらもデイ1を2番手で折り返した岡田孝一/菅野総一郎(マツダ・デミオ)は、傷ついたマシンでSS11までクラス2番手の座を守ったものの、SS12でリタイア。2位にはマシントラブルを抱えながらも最後まで走り切った中西昌人/美野友紀(マツダRX-8)が入賞した。

JN1クラスは、デイ1トップの鈴木尚/鈴木裕(スズキ・スイフトスポーツ)が逃げ切り優勝。2位には小川剛/佐々木裕一(ホンダ・フィットRS)、3位には、追いすがる小泉茂/小泉由起(日産マーチ・ニスモS)を振り切った松原久/和田善明(マツダ・デミオ15MB)がそれぞれ入賞した。

久万高原ラリー supported by Sammy リザルト

順位ドライバー/コ・ドライバー車名クラスタイム/差
1勝田範彦/石田裕一ラックSTI 名古屋スバル DL WRX JN-6 2:08:22.0
2奴田原文雄/佐藤忠宜ADVAN-PIAAランサーJN-6+1:16.1
3福永修/竹原静香オサムF・プラム・DLランサーJN-6+2:50.2
4徳尾慶太郎/大庭正璽クスコDLitzzフォルテックランサーJN-6+4:25.6
5村瀬太/宮部弘陽IAテクニカBRIGエナペガルフランサーJN-6+7:00.0
6山口清司/島津雅彦jmsADVANエナペタル久與86JN-4+7:44.9



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