ERCキプロス:事前情報 カエタノビッチにビッグチャンス – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ERCキプロス:事前情報 カエタノビッチにビッグチャンス

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ERC第8戦キプロスラリー(グラベル)は9月25-27日、地中海に浮かぶキプロス島ニコシアを拠点に開催される。

選手権首位につけるカエタン・カエタノビッチ(フォード・フィエスタR5)は現在、23ポイントのリードをつけているが、選手権2位の強敵クレイグ・ブリーン(プジョー208 T16)が今戦はスキップする他、WRCツール・ド・コルス戦を翌週に控えているため、シュコダ・モータースポーツ勢は欠場。昨年のキプロス戦を2位でフィニッシュしているカエタノビッチにとっては、選手権リードを広げるビッグチャンスとなる。

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アレクセイ・ルキヤナク(フォード・フィエスタR5)は、今回がキプロス初参戦。しかし、エストニア戦で優勝、チェコ戦でも4位に食い込み、ここ2戦で合計62ポイントを獲得するなど調子は上向きで、一気にシリーズ3位に浮上。このキプロスでも、カエタノビッチを脅かす存在となりそうだ。

シリーズ常連のロベルト・コンサニはシリーズ4位につけているが、前戦のズリン戦で激しい転倒を喫している。今回は新たにシトロエン DS 3 R5を製作し、コ・ドライバーも新たに、過去ブリーン、フレディ・ロイクス、ケビン・アッブリング、ブライアン・ブフィエと名だたるERC強豪ドライバーのパートナーを務めてきたベテラン、ララ・バネステを迎えた。

ラリーは25日に予選ステージの後、ラルナカにある海岸通りでセレモニアルスタートを実施。26日のレグ1は、8SS・109.2kmが設定され、イベント最長の22kmステージも含まれる。27日のレグ2も8SS・95.3kmの構成で、計16SSの総ステージ走行距離は204.5km。うち38%に当たる77.7kmはターマックセクションとなる。



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