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ERCズリン:コペッキーが優勝

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ERC第7戦チェコ・ラリー・ズリン(ターマック)は8月30日、競技最終日となるレグ2の走行が行われ、前日を首位で折り返していた地元チェコのヤン・コペッキー(シュコダ・ファビアR5)が優勝した。

気温30度を超える暑いコンディションとなったこの日は、3本のステージを2回ループする6SS・87.36kmの構成だ。35.4秒のギャップを築いて迎えたコペッキーは、この日最初のステージでは軽いスピンを喫する場面もあり、その後はクルージングモード。最終的に27.3秒差で、今イベント4度目の勝利を飾った。

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「最高の週末になったよ」とコペッキー。
「シュコダ・モータースポーツのみんなに感謝したい。大観衆の声援も後押しとなって、みんなの前で勝利を飾る事ができて本当にハッピーだ。また、大きな支えになってくれているコドライバーのパベル(ドレスラー)にも感謝したい。ファビアR5は、とても強くて信頼性があった。僕らにとって完璧なイベントになったよ」

昨年の今イベント覇者、バクラブ・ペック(MINIジョン・クーパー・ワークスS2000)は、前日からの2位の座を守ってフィニッシュ。ERCシリーズリーダーのカエタン・カエタノビッチ(フォード・フィエスタR5)はSS11で左フロントタイヤのリムが破損するトラブルが発生するが、幸いパンクは避け切る事ができた。さらに最後の2SSでは、ポップオフバルブのトラブルでパワーダウン。それでも3位をキープして、選手権リードを広げる事に成功した。

一方、前日パンクが頻発し大きく後退したクレイグ・ブリーン(プジョー208 T16)は、総合11位から追い上げ、最終SSで7位に浮上した。

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ERC2とERC3・ERCジュニアも、それぞれ前日トップのデビッド・ボッカ(三菱ランサーエボリューションIX)、エミル・ベルクビスト(オペル・アダムR2)がトップフィニッシュを飾った。

なお、日本からエントリーしている川名賢(フォード・フィエスタR2)は、SS12でメカニカルトラブルによりリタイアした模様。

ERCズリン 最終暫定リザルト
1 J.コペッキー(シュコダ・ファビアR5)2:12:17.7
2 V.ペック(MINIジョン・クーパー・ワークスS2000) +27.3
3 K.カエタノビッチ(フォード・フィエスタR5) +39.9
4 A.ルキヤナク(フォード・フィエスタR5) +1:10.8
5 P.ボルセク(シュコダ・ファビアS2000) +2:30.0
6 J.チェルニー(シュコダ・ファビアS2000) +4:07.0
7 C.ブリーン(プジョー208 T16) +4:25.0
8 H.コバス(シュコダ・ファビアR5) +4:31.1
9 M.ジェイクス(シトロエン DS3 R5) +5:46.2
10 J.エリネック(シュコダ・ファビアS2000) +6:41.0



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