WRCアクロポリス:ピエール‐ルイ・ルーベ「ローブと戦っているなんて、夢のよう」デイ2コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCアクロポリス:ピエール‐ルイ・ルーベ「ローブと戦っているなんて、夢のよう」デイ2コメント集 

©M-SPORT

WRCアクロポリス・ラリーギリシャ、デイ2終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。マニュファクチャラーズ選手権のポイント対象外ながら、この日は総合首位に立ったルーベ。SS7で再びローブにかわされたものの、9連覇王者とトップ争いをする戦況に持ち込んだ自分の成果に満足を見せた。

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■セバスチャン・ローブ/総合首位

M-SPORT

「SS6でタイムをロスしすぎてあまり自信を感じられなかったから、最後のステージはとにかくハードに攻めた。だから“OK、いいリズムでフィニッシュできた方がいい”と自分に言った。地面には石があって、ドリフトの時にヒットしてマシンがリフトされてしまった。問題ないよ」(SS7フィニッシュ後)

■ピエール‐ルイ・ルーベ/総合7位
*マニュファクチャラーズ選手権外
「自分たちの成果には満足していい。最終ステージの序盤にブレーキ、終盤にはパワーステアリングのなにかにトラブルが発生した。リスクは一切負いたくはなかったし、とにかくマシンをサービスに持ち帰りたかった。アメージングだよ。ローブと戦っているなんて、夢のようだ」(SS7フィニッシュ後)

■ガス・グリーンスミス/総合7位

M-SPORT

「このステージは満足。ブレーキをしたい時は毎回、ペダルをフルに踏み込まなくてはならなかった。いい走行順を得ることは可能だと思ったし、たぶんできたと思う」(SS7フィニッシュ後)

■クレイグ・ブリーン/総合11位

M-SPORT

「ドアのシールのゴムが取れてきて、自分の腕に絡まってくるんだ。一日中、そんな感じだったよ」(SS7フィニッシュ後)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1

■エサペッカ・ラッピ/総合3位

Toyota Gazoo Racing WRT

「今日の内容には大満足。午前中は、ステージがあまりにスリッパリーで驚いた。クリーンなラインを取るには自分のドライビングスタイルを調整する必要があると気がつき、その後はどんどん良くなった。最後のステージはあまり良くなかったが、総合ではいい順位につけているし、今日の成果にはすごく満足している。走行順の利をうまく活用できたと思う。明日は、昨年走った経験がない自分たちにはタフになると思う。ロングステージはみんな走ったことがあるし、スタート順の影響も少なくなる。でも自分たちの戦略を維持して、今日のようなパフォーマンスを出したい」

■エルフィン・エバンス/総合8位

Toyota Gazoo Racing WRT

「タフな1日だった。今日のステージは今回のラリーでもおそらく一番ルーズなので、走行順が早いことで難しくなることは分かっていた。砂利掃除の影響があったのは明らかだが、正直、ほかにも何かあるのではないかとも思っている。すべてが一体になっている感じを常には感じられなかった。このマシンでこれだけルーズなグラベルが多いステージを走るのは初めてなので、走行を重ねながら学んでいる。でもステージはそれぞれにかなり違いが大きく、路面変化も多かった。何度か変更も行ったがうまくいかず、結果的にそれが重なったのかもしれない。明日は長い1日になるが、走行順はそれほど厳しくはならないはずなので、上に行くためにベストを尽くす」

■カッレ・ロバンペラ/総合9位

Toyota Gazoo Racing WRT

「今日は予想よりもチャレンジングだったかもしれない。砂利掃除をするのがトリッキーな一日だった。自分たちが走る時には砂利が多く、グリップがすごく低かった。マシンのフィーリングもベストではなかった。クリーンでトラブルを避ける走りに努めたが、必要なだけのペースを出せなかった。ライバルに比べてタイムをロスし過ぎたステージもあったが、今日を走り切った。明日はもっといいフィーリングをつかめるように努めようと思うし、走行順が3番手になるのでもう少しペースを出せたらいいね」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20 Nラリー1

■ティエリー・ヌービル/総合4位

Hyundai Motorsport GmbH

「タフな1日だったが、最終的にこのマシンでいいリズムをつかみ、快適にも感じられた。自分たちの走行順の中でできることを、すべてやることができた。午前中はダストがひどかったが、スタート間隔が4分になってからは、よりイコールのコンディションでクリーンに走ることができた。このイベントのステージはそれぞれ違うラリーのような感じなので、どの状況でも対応できるマシンにするのは難しい。首位とは16秒しか離れていないし、自分のメインのライバルたちは走行順がかなり後ろだったので、まずまずの結果だったと思う。明日は走行距離が長いし、タイヤ選択や戦略を立てるのも難しくなるが、優勝争いに留まりたいね」

■ダニ・ソルド/総合5位

Hyundai Motorsport GmbH

「今日の初日はグリップレベルの判断が難しかった。コンディションが変わることが多く、すごく過酷な場所もあった。マシンは完全には扱いやすさを感じられず、ミスは一切したくなかった。今日を走り切ることが重要だったが、それを果たせた。もっと速く走りたかったが、ペースノートに苦戦したし、ナローでスリッパリーなコーナーでの自信が足りなかった。ここからのプランは、もっとスピードを上げてタイムを改善することを目指し続けること。ポディウム争いができれば上々だと思うよ」

■オィット・タナック/総合6位

Hyundai Motorsport GmbH

「午前はそう悪くなかった。タイヤの動きはかなり良かったし、自分たちの走行順の中でベストの走りができていた。3本目(SS4)の前にハイブリッドが効かなくなり、ドライバビリティに影響が出た。それを戻すことができなかったので、この厳しいコンディションに対応するのがさらにトリッキーになり、スタート順2番手ではかなりキツかった。明日はスタート順がよくなるので、より公平な戦いができるようになるから、タイムを取り戻して順位を上げて、上位にプレッシャーをかけていきたい」



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