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今週開催されるWRC第13戦ラリージャパン(ターマック)に、WRC2部門には、ヨーロッパ外イベントでありながら13台ものラリー2マシンがエントリーしている。WRC2の総合タイトルはすでにオリバー・ソルベルグ(トヨタGRヤリス・ラリー2、今大会は選手権外での参戦)が決めており、シュコダ勢はWRC2チャレンジャーのタイトル争いに重点を移す。
現時点で、ニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビアRSラリー2)がシュコダ勢では最上位のランキング3番手(首位とは13ポイント差)につけているほか、ガス・グリーンスミスもWRC2部門のトップリザルトを狙う。
WRC2チャレンジャーのタイトルに可能性を残しているシュコダ勢3クルーのうち、今回参戦するのは、トクスポーツWRTから参戦するグリアジンのみ。このジャパンで選手権首位への浮上を狙う。
「昨年のラリージャパンではWRC2優勝を飾ったし、2023年も2位に入った。ファビアRSラリー2は、ポディウムフィニッシュを飾るためにふさわしいクルマ。WRC2チャレンジャーのタイトルを争う主なライバルは今回参戦していないので、もちろんランキングでのリードを握ることを目指している」とグリアジンは展望を語る。
グリアジンがジャパンでWRC2チャレンジャー優勝を飾れば、25ポイントを獲得して余裕を持って首位に浮上することができ、2位フィニッシュでもリードを握ることが可能だ。
WRC2部門全体では、グリーンスミスがサファリ以来となる今季2勝目を狙う。また日本勢では、昨年3位でポディウムフィニッシュを飾った新井大輝(シュコダ・ファビアR5)、今季の全日本からファビアR5にスイッチし舗装イベントとなったラリージャパンに初参戦を果たす鎌田卓麻、ファビアRSラリー2を駆る福永修がエントリーしている。














