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ヒョンデ・モータースポーツのWRCスポーティングディレクターに元FIAラリー委員長のアンドリュー・ウィートリーが就任

©HYUNDAI

ヒョンデ・モータースポーツは、WRCスポーティングディレクターにアンドリュー・ウィートリーが就任することを発表した。今季残り3戦と来年を見据えてWRCチームのリーダーシップを強化するために、新たな役職を創設しウィートリーを迎えた。この人事は即時発効とし、ウィートリーは今週開催されるWRC第12戦セントラルヨーロピアンラリー(ドイツ、チェコ、オーストリア、ターマック)から現場に帯同する。

ヒョンデ・モータースポーツの社長、シリル・アビテブールによれば、ウィートリーはリーダーシップチームの上層部を支援し、テクニカルディレクターのフランソワ-クサビエ・ドゥメゾン、チームマネージャーのパブロ・マルコス、WRCエンジニアリング責任者のヤン・デ・ヨンと緊密に連携し、パフォーマンス向上と複雑な競技上の課題解決を推進する。

英国出身のウィートリーは、WRCでは28年、モータースポーツの国際舞台ではのべ30年にわたりチーム運営の経験を積み、独自の視点を持ち合わせている。Mスポーツで20年近く、ビジネス開発マネージャーとしてフォード、ベントレー、ジャガーのモータースポーツ活動運営に携わった後、FIAでWRCカテゴリーマネージャーを務め、その後はロードスポーツディレクターとして、WRC、世界ラリークロス、世界ラリーレイドという3つの世界選手権と、15の地域選手権を担当していた。

ヒョンデ・モータースポーツは、ウィートリーの規定関連や競技環境における経験を活かすことで今後の課題に対処し、ウィートリーの戦略的リーダーシップのもとで選手権を争うための体制を整えるとしている。ウィートリーは今後、スポーティングディレクターとして、ヒョンデ・モータースポーツのWRCチームの日常的な運営において重要な役割を担うほか、管理チームの上層部を支え、今後のWRC規定の分析や、ラリーにおけるヒョンデ・モータースポーツの長期戦略の策定に携わる。

アビテブールは 「アドリューがWRCのスポーティングディレクターに就任したことで、ヒョンデ・モータースポーツのリーダーシップは大幅に強化された。モータースポーツの能力が多様化する中、各活動に対する経営陣の注力を強化することが不可欠だ。アンドリューは、ラリーに対する揺るぎない情熱に加え、WRCでの成功を追求する日常業務において、クルーやヒョンデ・モータースポーツの上層管理職をサポートし、オフロードカテゴリーにおける長期的な戦略的機会の特定を支援するなど、WRC事業を強化する豊富な経験をもたらしてくれる」

新たな要職に就くことになったウィートリーは「この非常にエキサイティングな時期に、WRCスポーティングディレクターとしてヒョンデ・モータースポーツに加入することをうれしく思う。このチームは、世界選手権で勝つための経験、スキル、強力なドライバーズラインナップを持ち合わせている。自分の役割は、各部門の経験豊富なチームを支援し、彼らが直面する日々の課題に対処する手助けをすること、そして自分の知識を共有して業績向上に貢献することだ」と豊富を語る。
「必要な材料はすべて揃っているので、シリル、FX、パブロ、そしてヤンとともに協力し、成功への道を可能な限り円滑に進めることを目指していく」



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