愛知県蒲郡市が全日本ラリー選手権イベント開催を目指しラリー開催準備室を設置、名称予定は「Rally三河湾2024」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

愛知県蒲郡市が全日本ラリー選手権イベント開催を目指しラリー開催準備室を設置、名称予定は「Rally三河湾2024」

©Hiroharu Sato

愛知県蒲郡市は8月10日、モンテカルロ・オート・スポーツ・クラブ(MASC)と連携し、2024年に全日本ラリー選手権戦としてラリーイベントを開催することを目指すことを発表した。8月14日付けで企画政策課内に「ラリー開発準備室」を設置する。MASCは今年まで、全日本ラリー選手権ラウンドの「新城ラリー」の主催を行ってきたが、新城市での開催が今年が最後になり、今後はエリアを変えてラリーイベントを開催することを明かしていた。

蒲郡市では今年1月、「目指せ!日本のモンテカルロ」をテーマに、市内にあるラグーナテンボスを拠点としたスカベンジャーラリーイベント「パワステがまごおり」を開催。ワクワクを共有できるイベントを通して、未来へ向けた”共創の礎”をつくるため 、勝田範彦選手やモリゾウ選手らによるラリーカーデモランのほか、蒲郡市内をポイント獲得しながら周遊するスカベンジャーラリー、はたらく車大集合! などを開催し、約8000人の来場を集めた。

蒲郡市は今回の発表で「蒲郡での全日本選手権開催によって、愛知県・三河での長年のラリー文化のさらなる普及と地域活性化を目指すものです。今後は官民共創の実行委員会を立ち上げ、ラリー開催実現に向けて活動していく予定です」と伝えている。

MASCの勝田照夫会長によれば、ラリーの構想そのものは、この「パワステがまごおり」以前からあったとしており、取材に対して次のように語っている。

「2018年、2019年頃の新城ラリー観客数が4万人を超えた時期に、会場キャパなどの関係で、新城市内で代替地を新城市、県とも探していた時にコロナ過が発生。この頃から愛知県内でも調査し、ロケーションなど総合的に蒲郡がリストに挙がっていました。その後、無観客で開催したため問題はありませんでしたが、今年の有観客での開催が新城ラリー20周年でもあり、残念ではありましたが今回の開催で終了としました。

蒲郡は愛知県内でも有数な観光地でしたが、コロナ禍により厳しい状況を地元の方々から聞いたり、ラリー開催条件を調査する中で、蒲郡に決定。今まで以上により多くの老若男女の方々に楽しんで頂ける新しい日本のラリー開催が出来る可能性と、コロナ過で厳しい観光地の支援など考えこの地の開催になりました」

勝田会長によれば、新ラリーのイベント名称は「Rally三河湾2024」となるという。



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