WRCエストニア:トヨタ勢、カッレ・ロバンペラがイベント3連覇、勝田貴元は7位でフィニッシュ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCエストニア:トヨタ勢、カッレ・ロバンペラがイベント3連覇、勝田貴元は7位でフィニッシュ

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRC第8戦ラリーエストニア(グラベル)は7月23日(日)、エストニアのタルトゥ周辺でSS18〜SS21に設定された61.08mの走行が行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンが今季2勝目をマークした。ロバンペラのWRCエストニア制覇3年連続。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン、勝田貴元/アーロン・ジョンストンは、それぞれ4位、7位と順位を守ってラリーを終えた。

(以下、チームリリース)


WRC 第8戦 ラリー・エストニア デイ4
ロバンペラが3年連続でエストニアを制し、今季2勝目を記録
エバンスは総合4位、勝田は総合7位でフィニッシュ

7月23日(日)、2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦「ラリー・エストニア」の最終日デイ4が、タルトゥのサービスパークを起点に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組 (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)が優勝。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合4位で、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は総合7位でフィニッシュしました。

Toyota Gazoo Racing WRT

ラリー・エストニアの最終日デイ4は、サービスパークの南側エリアで2本ステージを、ミッドデイサービスを挟むことなく各2回走行。4本のステージの合計距離は61.08kmでした。天気は朝から雲が多く、時々雨がぱらつくことも。午前8時の時点で気温は13度前後と、冷涼な朝となりました。

首位ロバンペラは前日のデイ3で、全9ステージでベストタイムを記録し、総合2位のティエリー・ヌービル(ヒョンデ)に対するリードを34.9秒に拡大。最終日はステージの合計距離が短いため、十分といえるリードを既に築いていました。しかし、それでもロバンペラの勢いは衰えず、前日に続き全ステージでベストタイムを記録。ボーナスの選手権ポイントを獲得可能な最終のパワーステージも制し、最終的に2位に52.7秒差をつけて優勝。ラリー・エストニアを3年連続で制覇し、今シーズン2勝目を記録しました。2021年にラリー・エストニアでWRC初優勝を飾ったロバンペラは、これで通算10勝目。一大会で獲得可能な最大ポイントである30ポイントを獲得したことにより、ドライバー選手権におけるリードを55ポイントに拡げました。なお、今回ロバンペラはデイ3の朝から13ステージ連続でベストタイムを刻みましたが、それは2008年ラリー・ドイチェランドでの、セバスチャン・ローブ以来の記録となります。

総合4位のエバンスは、最終日もエサペッカ・ラッピ(ヒョンデ)と激しいポディウム争いを展開。逆転こそ叶いませんでしたが、パワーステージでロバンペラに次ぐ2番手タイムを記録したことで、ボーナスの4ポイントを獲得し、ドライバー選手権2位の座を守りました。また、勝田は総合6位のピエール=ルイ・ルーベ(Mスポーツ・フォード)と激しく順位を争い、SS20では力強い走りでルーべを抜き総合6位に浮上しました。しかし、最終のSS21で逆転を許し、僅か0.3秒差の総合7位でラリーを終えました。なお、TGR-WRTはロバンペラとエバンスが獲得したポイントにより、マニュファクチャラー選手権におけるリードを57ポイントに拡大しました。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
カッレはこのラリーを完全に支配しました。金曜日は出走順一番手でスタートして一日の終わりにはトップに立ち、土曜日と日曜日は全てのステージでベストタイムを記録し、パワーステージでも優勝するなど、まさに完勝と言えます。彼にとってエストニアはホームラリーのようなもので、多分、シリーズの中で最も得意なラリーですし、最も走りを楽しめるラリーだと思います。また、タイトル防衛に向けて、最大ポイントを獲得したのも素晴らしかったです。エルフィンもいい戦いをし、パワーステージでは力強い走りで2番手タイムを記録しました。彼自身にとって貴重なポイントを獲得しただけでなく、マニュファクチャラー選手権でもリードを広げることができました。今週末、佐藤(恒治 トヨタ自動車社長)さんが我々と共にいてくれて、一緒に勝利を祝うことができて本当に嬉しかったです。今は、2週間後にフィンランドで開催されるチームのホームラリーを楽しみにしていますし、そこでも優勝できることを願っています。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)
ここエストニアでWRC10勝目を達成し、3年連続で優勝できたので、とても素晴らしい気分です。自分にとってエストニアは本当に素晴らしいラリーですし、毎回楽しんでいます。土曜日の朝からは全てのステージで勝つことができましたし、特別な終末になりました。自分たちの速さとクルマの性能をフルに発揮できたと思うので、本当にハッピーです。このようなスピードで走りながらも本当にヒヤッとするような瞬間は一度もなく、常にプッシュしながらもドライビングを楽しむことができたので、自分とヨンネはいい仕事ができたと思います。運転していて本当に楽しかったですし、素敵なステージと素晴らしい応援を満喫しました。また、ステージを走り終えてすぐに、表彰台で佐藤さんと勝利を一緒に祝うことができたのも嬉しかったですし、彼もとても喜んでいました。

Toyota Gazoo Racing WRT

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)
終末を通して非常に激しい表彰台を争いをしましたが、最終的に表彰台に上がることができず残念です。とてつもなくタイムが離れていたわけではなく、残念ながら僅かに届きませんでした。金曜日はいいフィーリングが得られるまで少し時間がかかり、それ以降の戦いのことを考えると、出走順という点ではその時点で既に厳しい状況だったといえます。この週末、圧倒的な強さを発揮したカッレは素晴らしい戦いをしたと思います。自分たちの結果に満足することは難しいですが、総合4位と、パワーステージの結果によってポイントを獲得することができました。次のラリー・フィンランドに向けて良いウォームアップにもなったと思うので、来週はしっかりと準備をして、より良い結果を目指したいと思います。

勝田 貴元 (GR YARIS Rally1 HYBRID 18号車)
ポジティブなことも、ネガティブなこともあった週末でした。ミスや危ない瞬間を経験することなくラリーを終えられたのは良かったですし、クリーンに戦うことはできたと思います。しかし、いろいろな状況でスピードが足りていなかったので、次のラリーに向けて改善しなくてはなりません。序盤はかなり苦戦し、その後フィーリングは良くなっていきましたが、それでもさらに高いスピードを発揮したかったですし、自分のパフォーマンスには到底満足することができません。それでも、この状況をポジティブに捉え、今回の戦いを分析して次のラリー・フィンランドに向けて改善したいと思います。カッレとヨンネ、そしてチーム全員の優勝を祝福します。

ラリー・エストニアの結果
1 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) 2h36m03.1s
2 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +52.7s
3 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +59.5s
4 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +1m06.8s
5 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (ヒョンデ i20 N Rally1 HYBRID) +2m21.1s
6 ピエール=ルイ・ルーベ/ニコラ・ジルソー (フォード PUMA Rally1 HYBRID) +3m09.9s
7 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1 HYBRID) +3m10.2s
8 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (フォードPUMA Rally1 HYBRID) +6m25.6s
9 アンドレアス・ミケルセン/トシュテン・エリクソン (シュコダ Fabia RS Rally2) +9m54.1s
10 サミ・パヤリ/エンニ・マルコネン (シュコダ Fabia RS Rally2) +10m03.8s
(現地時間7月23日18時30分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)

次回のイベント情報
WRC次戦は、8月3日(木)から6日(日)にかけて、フィンランドのユバスキュラを中心に開催される「ラリー・フィンランド」です。フィンランドはWRCを代表するハイスピード・グラベル(未舗装路)イベントであり、サービスパークはTGR-WRTのヘッドクォーターのすぐ近くに置かれるため、チームにとってはホームイベントといえるラリーです。

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