WRC:初日のSS1を終え、ヒョンデのラッピとトヨタのエバンスが同タイムでトップ、勝田は2.6秒差の5番手 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRC:初日のSS1を終え、ヒョンデのラッピとトヨタのエバンスが同タイムでトップ、勝田は2.6秒差の5番手

©TOYOTA

2023年シーズンWRC第8戦ラリーエストニア(グラベル)は、7月20日(木)にSS1が行われ、トヨタのエルフィン・エバンスとヒョンデのエサペッカ・ラッピが同タイムで首位に並んだ。0.1秒差の2番手にはトヨタのカッレ・ロバンペラがつけている。

HYUNDAI


20日の午前中に行われたシェイクダウンに続き、タルトゥの市街地でセレモニアルスタートを実施。20時05分からオープニングのスーパーSS1がスタートした。シェイクダウンにおいてエンジントラブルが発生したMスポーツ・フォードのオィット・タナックは、5分間のペナルティを受けてエンジンを交換。無事にスタートを果たしている。

エストニア国立博物館の敷地内に設置されたサービスパークに隣接するSS1「Tartu vald 1(3.35km)」。ベストタイムを刻んだのは、マシンを修理して挑んだタナック。0.6秒差でエバンスとラッピのふたりが続く。

M-SPORT


ベストを刻んだタナックだったが、5分のペナルティにより総合48番手。「僕に言えることはない。ただ、時間が経てば経つほど、このトラブルの重さを痛感している。このパフォーマンスを考えれば、優勝のチャンスがあったはずだ。チームとともにエストニアとフィンランドに向けて、懸命に取り組んできたんだ。本当に痛いトラブルになった」と、肩を落とした。

この結果、首位はエバンスとラッピが並び、0.1秒差の3番手にロバンペラ、1.0秒差の4番手にヒョンデのティエリー・ヌービル、2.6秒差の5番手でトヨタの勝田貴元が続く。

TOYOTA


SS1を走り終えた勝田は「エストニアは好きなイベントなので、とても楽しみにしていました。シェイクダウンではクルマの動きがとても良く感じられたので、チームは素晴らしい準備をしてくれましたね。このクルマでエストニアのステージを走ることに興奮していますし、明日からはきっと楽しい3日間になると思います」と、笑顔で語っている。

競技2日目はSS2〜SS8の7SS、SS走行距離は132.65km。オープニングのSS2は、日本時間7月21日の15時08分にスタートする。

WRCエストニア SS1後暫定結果
1. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) 3:03.1
1. E.ラッピ(ヒョンデi20Nラリー1) +0.0
3. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) +0.1
4. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) +1.0
5. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) +2.6
6. T.スニネン(ヒョンデi20Nラリー1) +3.9
7. P-L.ルーベ(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) +4.4
8. M.マルチェク(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +5.9
9. G.リンナマエ(ヒョンデi20 Nラリー2) +6.0
10. A.ミケルセン(シュコダ・ファビアRSラリー2) +6.6



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