WRCエストニア:トヨタ、アップデート版パワーユニット投入で大会3連覇に挑戦、勝田貴元は3度目のワークスノミネート – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCエストニア:トヨタ、アップデート版パワーユニット投入で大会3連覇に挑戦、勝田貴元は3度目のワークスノミネート

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TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、7月20日(木)〜23日(日)にかけてエストニアのタルトゥを拠点に開催される2023年WRC第8戦ラリーエストニア(グラベル)に、トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッドのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン、勝田貴元/アーロン・ジョンストンの3クルーをエントリー。イベント3連覇を狙う。勝田のワークスノミネートでの参戦は、スウェーデン、ポルトガルに続いて3度目。

TOYOTA

(以下チームリリース)


2023年WRCのシーズン後半戦がスタート
超高速グラベル・ラリーのエストニアで3年連続優勝を目指す

TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、7月20日(木)から23日(日)にかけて、エストニアのタルトゥを中心に開催される、2023年FIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦「ラリー・エストニア」に、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)の3台のGR YARIS Rally1 HYBRIDで参戦。このラリーでの3年連続優勝と、シーズン6勝目の獲得を目指します。

TGR-WRTは、シーズンの開幕から激戦が続く中で7戦を戦い、5勝を記録。前戦サファリ・ラリー・ケニアでは、2年連続となる1-2-3-4フィニッシュを達成し、マニュファクチャラー選手権トップの座を守ると共に、リードを48ポイントに拡大しました。また、ロバンペラはドライバー選手権で首位の座を堅持し、サファリ・ラリーでの総合3位獲得により選手権2番手に順位を上げたエバンスに対し、41ポイントのリードを築いています。

サファリ・ラリーから約4週間のインターバルを経て開催される第8戦ラリー・エストニアは、全13戦で行われるシーズンの後半戦最初のラリーに位置づけられ、前半戦の荒れた路面でのラフ・グラベル(未舗装路)ラリーとは大きく異なる、スムースな路面でのハイスピード・グラベル・ラリーとなります。そして、2週間後に開催されるラリー・フィンランドも同じくハイスピードなグラベル・ラリーであるため、ドライバー達はこれまでのラフ・グラベル・ラリーとは異なる、スピード最優先のアプローチでこの北ヨーロッパでの2戦に臨まなくてはなりません。ただし、エストニアとフィンランドではステージのキャラクターが若干異なり、エストニアの路面は全体的にフィンランドよりも砂が多く軟らかいため、同じステージを2回目に走る際は深い轍(わだち)が刻まれる可能性があります。また、道幅が狭くツイスティなコーナーが続く低速区間も多くあるため、ドライビングとクルマのセッティングの両面で対応幅の広さが求められます。GR YARIS Rally1 HYBRIDは、デビューイヤーだった昨年から改良を積み重ね、勝利数を確実に増やしてきましたが、パフォーマンスをさらに向上をさせるため、エストニアからエンジンを含めたアップグレード版のパワーユニットを搭載します。

ラリー・エストニアは2020年に初めてWRCとして開催され、ロバンペラは2021年大会で記念すべきWRC初優勝を獲得しました。さらに、昨年の2022年大会でもロバンペラは優勝。エバンスが総合2位に入り、TGR-WRTは1-2フィニッシュを達成するなどエストニアでは好成績が続いており、彼らには今回も優勝の期待がかかります。なお、前戦サファリ・ラリーで優勝したセバスチャン・オジエは、今季パートタイムでの出場となるためエストニアは欠場。2022年大会で総合5位に入った勝田が、第5戦ラリー・ポルトガル以来となる、今シーズン3度目のマニュファクチャラー登録ドライバーとして出場します。

ラリーの中心となるサービスパークは、今年もエストニア第2の都市「タルトゥ」にあるエストニア国立博物館の敷地内に設けられ、木曜日から4日間に渡り競技が行われます。初日の20日(木)は、デイ1としてサービスパークのすぐ近くで夜8時過ぎからスーパーSSが1本行われます。競技2日目の21日(金)から本格的な戦いが始まり、サービスパークの北側と南側エリアで3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行。その後、南側エリアで1本のステージを走り、その合計距離は133.38kmと4日間で最長の一日となります。競技3日目の22日(土)は、サービスパークの南側エリアが舞台となり、まず2本のステージを各2回走行。ミッドデイサービスを挟んで、さらに別の2本のステージを各2回走行した後、サービスパークのすぐ近くでSS1と同じスーパーSSをSS17として走行します。最終日の23日(日)は、サービスパークの南側エリアで2本のステージをミッドデイサービスを挟むことなく各2回走行。そのうち、SS19の再走となる最終のSS21は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーに対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されています。ステージは全21本で、合計300.42km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1366.66kmとなります。

ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)
シーズン中盤戦の前戦ケニアでは、信じられないような素晴らしい結果を残すことができました。ドライバー選手権とマニュファクチャラー選手権でリードを築いているという事実は、接戦が続く中でここまでチームが非常に良い仕事をしていることを示すものです。もちろん、次のエストニアとフィンランドでも好調を維持したいところですが、そのためにはパフォーマンスが重要です。この2戦では、ここ最近戦ってきたラフな路面のグラベル・イベントとは異なる考え方がドライバーに求められます。もし勝ちたければ、最初のステージの最初のコーナーからプッシュする必要があります。我々は昨年のエストニアでも強さを発揮しましたが、このようなラリーに向けてパフォーマンスをさらに高める努力を続けており、今回新しいアップデートをクルマに投じることができるのは素晴らしいことです。我々のドライバー達はハイスピードな道が好きなので、ラリーをとても楽しみにしています。

カッレ・ロバンペラ (GR YARIS Rally1 HYBRID 69号車)
ラリー・エストニアは、間違いなく自分のお気に入りのイベントのひとつです。エストニアでは多くの時間を過ごしてきましたし、ハイスピードで流れるようなコーナーが続く道は自分のドライビングスタイルにとても合っています。このラリーにはいい思い出がありますし、いつも楽しんでいます。あまり経験のなかった2020年大会でさえ、表彰台を争うことができましたし、2021年はWRC初優勝を獲得した特別な大会になりました。昨年は天候が自分たちに味方しましたが、今年も金曜日はステージの出走順がトップなので、雨に恵まれることを願っています。他のラリーと同じように、今回もまた優勝したいと思っていますし、このラリーは以前から得意としてきたので、特にその思いが強くあります。

エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 HYBRID 33号車)
エストニアから、ステージの特徴が完全に変わり、それに伴いドライバーのメンタル面も変化します。ラフで比較的低速なグラベルでの戦いが終り、路面がスムースで非常にハイスピードなグラベル戦が始まりますが、次の2戦はいずれも自信を持つことと、覚悟を決めて全開で走ることが重要になります。ドライバーとしては自分のペースノートを信頼し、クルマにいいフィーリングを感じることが何よりも重要なので、先週のプレイベントテストでは、全ての要素を正しい方向に持っていくべく懸命に取り組みました。このようなラリーでいいパフォーマンスを発揮するためには、ドライビングを楽しむことが非常に重要ですし、ラリー開始直後からいいフィーリングで走れることを願っています。

勝田 貴元 (GR YARIS Rally1 HYBRID 18号車)
エストニアとフィンランドにあるような、ハイスピードなステージは大好きです。大きなチャレンジになると思いますが、非常に楽しみです。エストニアのステージは全体的にとても高速ですが、道幅が狭くてツイスティなセクションもあります。また、路面がかなり柔らかい所もあるので、ステージを2回目に走行する時は深い轍ができて、さらに難しくなることもあります。ですので、ドライバーは全力でアタックするだけでなく、轍を上手く切り抜ける能力も求められます。自分としてはベストを尽くして戦い、高いパフォーマンスを発揮してチームにいい結果をもたらしたいと思っています。



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