“ライコネン効果”に沸き立つWRC界 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

“ライコネン効果”に沸き立つWRC界

 

 いよいよ始まった2010年のWRC。F1界のスーパースタードライバー、キミ・ライコネンのWRC参戦により世界中のオンライン業界では記録的な数値を記録している。

 ライコネンがF1を離れ、シトロエンとともにWRCに参戦するというニュースは彼の故郷フィンランドに大きな衝撃を与えた。

 フィンランドにおいて、ウェブ上でWRC放送業務を行なうMTV3では1月時点で46万8500人ものユニークユーザー数を記録している。
 うち25万人はライコネンの前哨戦となったアークティック・ラップランドラリーを閲覧するために訪れた人数だという。
 ちなみに2009年のラリーフィンランドの時に、MTV3に訪れたのは27万9000人。

 このWRCフィーバーは開幕戦スウェーデンでも衰えることはなく、再生記録はMTV3史上3番目の記録となる24万8191回を記録し、多くのフィンランド人がミッコ・ヒルボネンの2010年初勝利を祝った。

 WRCの公式サイトwrc.comでも、ラリースウェーデンの期間中、これまでの最高値となる800万ページビューを記録し、初日となる金曜日だけでも300万ものアクセスがあった。

 一方、FacebookのWRCオフィシャルページでも会員数がこれまでにないペースで増加している。現時点で10万人の登録があり、そのうち1万人はここ2週間で登録した人たちだという。

 ライコネンの活躍次第ではさらなる記録更新が期待できそうだが、1年限りの「ライコネンバブル」になることを危惧する声もWRC関係者からは聞こえてくる。



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