ERCリエパヤ:ジュニアERCはオーラ・ノーレが優勝、マックス・マクレーは早着ペナルティで勝利を逃す – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ERCリエパヤ:ジュニアERCはオーラ・ノーレが優勝、マックス・マクレーは早着ペナルティで勝利を逃す

©@World / Red Bull Content Pool

6月17〜18日に開催されたERC第4戦ラリーリエパヤ(ラトビア、グラベル)、ジュニアERC部門はオーラ・ノーレ(ルノー・クリオ・ラリー4)が優勝を飾った。ノーレは、先月のポーランドとともに、今季ここまで参戦した2戦を勝利で並べた。

WRC2でタイトル獲得経験のあるコ・ドライバーのトルステイン・エリクセンと組むノルウェーのノーレは、土曜日はパワー出力とステアリングのトラブルを抱えたほか、日曜日にはステージモードのセッティングにもトラブルが発生する中で、ビクトル・ハンセン、ノルベルト・マイオール(いずれもプジョー208ラリー4)からの追撃を凌ぎ切って優勝を決めた。

「信じられない。この路面はすごく大変だった」とノーレはラリーを振り返った。
「たくさんのことに対応しなくてはならなかったが、運にも少し恵まれて、スキルが活かせた部分もあった。今はとてもハッピー」

ハンセンとマイオールは、前戦ポーランドをそれぞれ3位、2位でフィニッシュしており、今回もポディウム圏内でフィニッシュしたことで選手権争いでは好位置を堅守している。

@World / Red Bull Content Pool

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今季2戦目で勝利にふさわしい走りを見せたノーレだが、一方で違う展開になる可能性もあった。今季からジュニアERCに挑戦しているマックス・マクレー(オペル・コルサ・ラリー4)が、土曜日の最終サービスに入るTCに早着してしまい、1分のペナルティを受けたのだ。その時点までマクレーは、ノーレに1秒差をつけてリードしていたが、ペナルティを受けたことで7番手まで後退。特にウエットコンディションでの高速グラベル路面の経験が少ない18歳のマクレーは、最終日は、6位でフィニッシュしたポーランドに続いてポイントを獲得することに専念し、最終的にノーレに56.7秒差の5位まで順位を戻してラリーを終えた。

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ペナルティがなければ初優勝というタイムにマクレーは「このような道でこんなに速く走れるとは思っていなかった。特にポーランドから思うようなペースが出せていなかったしね。でも、ラリーが始まったらリズムに乗れた」と振り返る。
「タフなラリーだったしあのペナルティはかなり残念だけど、今回はポジティブなこともたくさんあった。ハードにプッシュすれば勝てると言えるのは、うれしいよ。ペナルティがなければ、間違いなくトップ2には入れていたからね」

最終日にもっとプッシュすればトップ3にも近づけたのではという問いにマクレーは「狙えた場所もあったと思うけど、最後の2本ではそれは無理だということはわかっていたし、リスクは負いたくなかった。とにかく、マシンを無事に戻したかった」
(Graham Lister)

ERCリエパヤ ジュニアERC最終結果
1 O.ノーレ(ルノー・クリオ・ラリー4) 1:35:10.3
2 V.ハンセン(プジョー208ラリー4) +23.9
3 N.メイオール(プジョー208ラリー4) +30.5
4 M.ティートス(フォード・フィエスタ・ラリー4) +37.6
5 M.マクレー(オペル・コルサ・ラリー4) +56.7
6 T.シュルツ(オペル・コルサ・ラリー4) +1:34.8
7 R.ダプラ(プジョー208ラリー4) +1:55.9
8 M.ザミン(プジョー208ラリー4) +4:12.5



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