WRC初開催のセントラル・ヨーロッパがルート概要を発表、プラハのスタートでスーパーSSも – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRC初開催のセントラル・ヨーロッパがルート概要を発表、プラハのスタートでスーパーSSも

©Central European Rally

今季のWRC第12戦として10月26〜29日にシリーズ初開催を予定しているセントラル・ヨーロッパラリー(ターマック)が、ルートの概要を公開した。ドイツ、オーストリア、チェコの3カ国開催という選手権史上初めての試みとなるこのイベントは、18SS・約320kmのステージが設定され、リエゾンを含めた総走行距離は1370km程度となる。

Central European Rally

ラリーの中心地はドイツ・バイエルン州のパッサウに置かれ、29日のフィニッシュランプもここに設定されるほか、シェイクダウンも25日にパッサウ近郊で行われる。ラリーは、26日にチェコのプラハ城を背景にセレモニアルスタートで開幕。そのまま、町並みの美しさから「黄金の街」と呼ばれる市街地の展示場周辺に設定されるスーパーSSを走行する。

翌金曜日は、パッサウ・メッセパークを出発して、チェコの南西部に設定される7SSを走行するほか、リフューエルゾーン、タイヤフィッティングゾーンが設定され、マシンがパッサウに戻るのは夜だけになる。この日のハイライトは、日中に設定されるチノフのスーパーSS。プラハ同様に、美しい背景の中を走行するステージだという。

土曜日は、中央ヨーロッパ10カ国を通過するドナウ川のオーストリア・インフィアテル地方沿岸と、その支流であるイン川沿い、ドイツのニーダーバイエルンを走行する。ドイツ、オーストリア、チェコの3カ国の国境に近いため、どの国からのスペクテイターも観戦に訪れやすい。日曜日の最終日は6SSが設定され、うち4ステージがオーストリアのミュールフィアテル地方に設定され、再びドイツのニーダーバイエルンを走行する。フィニッシュとポディウムセレモニーは、午後の早い時間にパッサウで行われる予定だ。



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