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WRCメキシコ:WRC2はガス・グリーンスミスが快勝、シュコダ勢がポディウム独占

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WRC第3戦ラリーメキシコ(グラベル)、WRC2はガス・グリーンスミス(シュコダ・ファビアRSラリー2)が大差をつけて圧勝。上位3台をシュコダ勢が独占した。

昨年はMスポーツ・フォードからラリー1マシンでWRCにフル参戦していたグリーンスミスにとって、今回はシュコダ・ファビアRSラリー2にマシンをスイッチしての初ラリーとなった。しかし、序盤から速さを見せつけたグリーンスミスは、Mスポーツ・フォード時代のチームメイトでもあるアドリアン・フルモー(フォード・フィエスタ・ラリー2)に34.6秒差を築いて最終日を迎えた。2020年以来のWRC開催となった今回のメキシコ戦だったが、グリーンスミスは残るステージで必要なのは、一切のミスを避けることだけと語る。この日の4本をクリーンに走り切り、32.9秒のギャップを残して優勝を飾った。

「SS6からは、ラリー全体をコントロールできていた」とグリーンスミスは会心のラリー運びに喜びを見せた。
「速く攻めなくてはいけない時にはギャップを作ることができたし、その後はとにかくコントロールしてミスを一切しないことに努めた。シーズンの始まりとして、完璧な形だ」

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最終日はWRC2勢には波乱が続出。最初に憂き目に見舞われたのが、2番手で追っていたフルモーだった。この日2本目のオタテで、ステージ中盤でオルタネーターベルトの交換を余儀なくされたのだ。これで17分と大量のタイムロスを喫し、部門7番手まで後退してしまった。

2022年のWRC2王者、エミル・リンドホルムは今回、ロジスティックの関係でファビア・ラリー2 Evoでの参戦となったが、フルモーの不運により2番手に浮上。3番手に浮上したオリバー・ソルベルグ(ファビアRSラリー2)との間には41.7秒と差が広がっていた。しかし、そのソルベルグはオタテでリンドホルムを26.6秒先行してフィニッシュする激走を披露。2SSを残して両者の差は15.1秒に縮まった。

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次のステージではリンドホルムがジャンクションでストールを喫する一方、ソルベルグはここでも好走を見せて、さらにタイムを詰める。しかし、最後のステージではソルベルグにドラマが起き、高速クレストで石にヒット。これでソルベルグのファビアは3気筒で走ることになってしまった。

ソルベルグのスローダウンで、リンドホルムはソルベルグに33.3秒差をつけて2位でフィニッシュ。ソルベルグは3位でポディウムフィニッシュを果たした。2分以上遅れての4位に入ったカエタン・カエタノビッチは、これで選手権リードに立っている。

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1台のみのエントリーとなったWRC3は、パラグアイのディエゴ・ドミニゲス(フォード・フィエスタ・ラリー3)が総合15位でラリーを走り切り最大ポイントを獲得。選手権首位に立った。

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WRCメキシコ WRC2部門最終結果
1 G.グリーンスミス(シュコダ・ファビアRSラリー2) 3:28:40.9
2 E.リンドホルム(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +32.9
3 O.ソルベルグ(シュコダ・ファビアRSラリー2) +1:06.2
4 K.カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +3:25.1
5 M.プロコップ(フォード・フィエスタ・ラリー2) +6:24.6
6 J-F.マルチネス(シュコダ・ファビアR5) +15:35.4
7 A.フルモー(フォード・フィエスタ・ラリー2) +18:21.6
8 D.シュイスト(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo) +23:46.2

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