Mスポーツ・フォードのマルコム・ウィルソン「WRCはもっと評価を受けるべきカテゴリー」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

Mスポーツ・フォードのマルコム・ウィルソン「WRCはもっと評価を受けるべきカテゴリー」

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2月9〜12日に開催されたWRC第2戦ラリースウェーデン、シーズン唯一のスノーラリーの現場に訪れていたMスポーツ・フォードのディレクター、マルコム・ウィルソンはSS4のステージタイムを受けて「WRCはもっと高い評価を受けるシリーズであるべきだ」と語った。

SS4として設定された25.81kmのボツマーク(1回目)では、トップ4にラリー1マシンを走らせる3つのマニュファクチャラーすべてのドライバーが並び、その差はわずか0.7秒だった。

このステージでトップタイムをマークしたのは、トヨタから初めてワークス参戦に挑んだ勝田貴元。しかし、チームメイトでWRC王者のカッレ・ロバンペラはわずか0.3秒差、Mスポーツ・フォードのオィット・タナックはさらに0.2秒差、ヒョンデ復帰の初戦に臨んだクレイグ・ブリーンもさらに0.2秒差だった。

Toyota Gazoo Racing WRT

この日の終わり、サービスパークでファンの前に登場したウィルソンは「26kmのステージで4台の差が0.7秒差、そこに3つのマニュファクチャラーのマシンがすべて入っているんだよ」とウィルソン。
「本当に信じられないことだし、ファンのみなさんやラリー界、さらには一般の方々にも伝えていかなければならないことだ。F1の予選で、ファステストラップとおそらく10番手くらいのタイム差よりも僅差なんだ。ラリーは素晴らしいスポーツ。どうかこれからも応援してください」

元ルノーのF1チームの指揮を執り今季からヒョンデのWRCチーム代表を務めるシリル・アビテブールは「自分はサーキットレース出身でラリーはまったく異なるタイプの競技だが、実に独特なカテゴリーだ」と語っている。
「夕暮れのヘリコプターからの画像は本当にアメージング。こうしたクローズアップされた写真は素晴らしいのだが、彼らがやっていることがあまり評価されていない。だから、どうしたらこのスピード感をもっと出せるか、よりアクションに近づけるかを考えなければならない。とにかく素晴らしい競技なのだから」
(Graham Lister)

Hyundai Motorsport GmbH



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