ダカール2023:ステージ8でセバスチャン・ローブがステージウイン、首位のナッサー・アル-アティヤは1時間以上のリード – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ダカール2023:ステージ8でセバスチャン・ローブがステージウイン、首位のナッサー・アル-アティヤは1時間以上のリード

©A.S.O. / Florent Gooden / DPPI

ダカールラリー2023年大会は1月8日、アルデュワディミ〜リヤド間に設定されたステージ8の345kmを走行。コース上に洪水が発生したため、ラリー主催者は臨時のルートを設定。これで競技は前半を終えたことになるが、悪天候のなか、様々なドラマが生まれた。

前半戦を上々の内容でまとめたのは、前回覇者であるトヨタ・ガズーレーシング・ダカールチームのナッサー・アル-アティヤ(トヨタGRダカールハイラックス)。5度目のダカール優勝に向けて、この一週間は絶妙なバランスで数々の難所を乗り切り、この日のステージでも2番手タイムをマーク。総合では1時間以上のアドバンテージを築いて競技後半戦を迎える。
「来週は砂丘が多いので楽しみにしている。庭のようなものだからね!」と大会連覇に向けて意欲を見せるアル-アティヤ。チームメイトのヘンク・ラテガンも総合2番手の座を守って休息日を迎える。

A.S.O. / Charly Lopez

総合3番手につけるのは、オーバードライブ・レーシングから初のダカール参戦に挑んでいるブラジル出身のルーカス・モラエス(トヨタ・ハイラックス)。ベテランのコ・ドライバーであるティモ・ゴチャルクとともに、笑顔でビバークに戻ってきた。
「こんなにダカールがハードなんて、想像できなかった。総合3番手で休息日を迎えられたので、この流れをキープしていきたい」とモラエス。

A.S.O. / Horacio Cabilla

一方、初のダカール優勝を目指していたセバスチャン・ローブは序盤で大きな遅れを取ったが、この日のステージでは大会2度目のトップタイムをマークし、総合順位も4番手に浮上。ポディウム圏内まで約32分に迫ってきた。
「今日はビッグプッシュをかけた。ステージは簡単ではなかったが、ナビゲーションがよかった。総合順位もひとつ上がったので、数日前からは格段に良くなった。いい形で前半を終えることができた。マシンのフィーリングはとてもいいし、このようなマシンに乗れて最高だよ」とローブ。さらに総合5番手にはダカールの経験が豊富でモラエスのチームメイトでもあるジニエル・ド・ヴィリエールも続いており、後半戦はポディウム争いにも注目が集まりそうだ。

BRX / Julien Delfosse / DPPI

厳しい展開を強いられているのはチーム・アウディ・スポーツ。前日にはステファン・ペテランセルがリタイアを決めたが、RS Q e-tron E2はカルロス・サインツ、マティアス・エクストロームの2台が残っており、後半戦でステージウインを重ねることを目指す。
「チーム全体がたくさんのトラブルに見舞われた。自分たちにとってはいい流れとは言いがたいが、それでもまだここでドライブできていることが幸せだ」とサインツ。

Marcelo Maragni / Red Bull Content Pool

競技は1月9日、リヤドで休息日を迎え競技後半に備える。ダンマームのフィニッシュまでは6ステージが残っており、まだまだ多くのドラマが起きることは間違いない。

ダカール2023 暫定結果(ステージ8終了時点)
T1 Car Class
1 N.アル-アティヤ(トヨタGRダカールハイラックス) 31:02:58

2 H.ラテガン(トヨタGRダカールハイラックス) +1:03:46
3 L.モラエス(トヨタ・ハイラックスオーバードライブ) +1:20:22
4 S.ローブ(プロドライブ・ハンター) +1:52:06

5 G.ド・ヴィリエール(トヨタGRダカールハイラックス) +2:04:20
6 R.デュマ(トヨタ・ハイラックス) +2:27:11
7 M.プロコップ(フォード・ラプターRSクロスカントリー) +2:37:00
8 B.バラグワナス(センチュリーCR6-T) +2:42:06


チームランドクルーザー・トヨタオートボデーから参戦する2台のトヨタ・ランドクルーザー300 GR SPORTは、1月7日のステージ7で三浦昂が4輪総合101番手・市販車部門トップ、ロナルド・バソが総合108番手・部門2番手のタイムをマークし、累積順位ではバソが総合100番手・部門首位、三浦が総合130番手・部門2番手につけている。
三浦は「今日もクルマにダメージのないように慎重に走り、パンク、スタックともになく無事ゴールできました。明日は難しい砂丘があるようですが、前半戦の最後なのでなんとか良い状態でクリアしたいと思っています」とコメント。

A.S.O. / Florent Gooden / DPPI

日野600シリーズで参戦している日野チームスガワラの菅原照仁/望月裕司/染宮弘和組は、前日にトラブルが発生した水温に配慮しながら走行。トラック部門総合8番手と好タイムでステージをフィニッシュし、累積順位では12番手に浮上した。
菅原は「冷却水をSSスタート直前で満タンにしてスタートしたら最後まで問題なく走れました。コースは砂丘越えなどリスキーなところもありましたが、上手く抜けて良いタイムにつながりました。明日も気を付けて走ります」と手応えを感じさせるコメントを寄せている。

A.S.O. / F.Le Floc’h / DPPI

ヘルメットのペイントはじめました!