WRCジャパン:公式タイヤを供給するピレリ「一切、油断できないイベント」、WRC2勢には新ソフトタイヤ「P Zero RA7+B」を供給 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCジャパン:公式タイヤを供給するピレリ「一切、油断できないイベント」、WRC2勢には新ソフトタイヤ「P Zero RA7+B」を供給

©PIRELLI

今週開催されるWRC最終戦ラリージャパン(ターマック)は、12年ぶりに日本で開催されるWRCラウンドだが、北海道のグラベル路が舞台となっていたそれまでのイベントとは開催拠点も路面も異なり、選手権クルーにとってはまったく新しいチャレンジとなる。今回のラリージャパンは、愛知県豊田市の豊田スタジアムを拠点に、愛知県、岐阜県の山岳エリアに設定されるターマックステージで争われる。

今シーズン、多くのラウンドがそうであったように、今回のジャパンでも最もタフな日は金曜日となりそうだ。この日は3本のロングステージを2ループし、この日のステージ距離の合計は132.97kmとなる。いずれもツイスティでスリッパリーであるうえに、晩秋の山道の舗装は気温も低い。さらにこの日は、先頭車両のスタート時刻が午前7時2分と朝早く、午前中は露で滑りやすく危険なコンディション、午後は路面がかなり汚れることが予想される。土曜日のステージも同じようなタイプの路面が予想されており、Nukata Forest (SS8/SS11)とMikawa Lake (SS9/SS12)はそれぞれ20.56km、14.74kmの設定だ。この日最後の2本は、岡崎市内に設定される1.4kmとショートの観戦ステージ。最終日は、ステージが岐阜県にも広がる。スタート時刻は前日よりも1時間遅くなることで(午前8時8分)、夜間の湿度が下がり周辺が明るくなることは好材料だが、特に午前中の低温が予想されるため、週末を通して天候が不安定になり、計画が狂ってしまうこともあるかもしれない。

WRCにタイヤを単独供給するピレリが今回のラリージャパンでラリー1マシン勢に供給するタイヤは、下記の通り。

P Zero RA WRC HA:ハードコンパウンドのこのタイヤは、ドライで研磨正の高い路面やロングステージ適しており、今回の第1選択肢。

P Zero RA WRC SA:滑りやすく濡れた路面のためのソフトコンパウンド。大雨やヘビーウエットの場合は、Cinturato RWBも選択肢となる。

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テレンツィオ・テストーニ(ピレリ・ラリーアクティビティマネージャー)
「ラリーではレッキとペースノート作成が基本だが、今回の場合は特にその重要性は高く、世界選手権のドライバーたちといえども経験したことのない道を走ることになる。特にこのコースは曲がりくねった坂道が多く滑りやすいため、一切油断ができない危険なコースになりそうだ。また、ドライバーたちは、道路にたまった汚れにも注意が必要となるだろう。WRCのタイトルはすでに決定したが、WRC2タイトルはまだ確定していないほか、どのカテゴリーでも激戦が予想され、さらに興味深い戦いとなりそうだ。今シーズンはどの週末も予想がつかなかったが、今回もマシンやタイヤ、ドライバーにとって常にチャレンジングなドライビングコンディションで1年を締めくくることになりそうだ」

ピレリが今回のベルギーに持ち込むラリー1マシン用のタイヤの本数は約710本。ラリー1マシンの配給本数は次のとおり。

P Zero RA WRC HA:28本
P Zero RA WRC SA:22本
Cinturato RWB:12本

ラリー1マシンの各ドライバーがラリー中に使用できるタイヤ本数は、シェイクダウン用の4本も含めて最大28本。

ピレリは、WRC2勢にも計780本のタイヤを供給する。ドライバーが使用できる最大本数は26本(シェイクダウンを含む)。各マシンの配給本数は次のとおり。

P Zero RA5A:26本 ラリースペインでデビューしたタイヤ
P Zero RA7+B:20本 今回のラリージャパンで実戦デビュー。グリップの低い路面でのパフォーマンスを保証する。
Cinturato RWB:12本

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