世界RXスパ2:ヨハン・クリストファーソンがライバルを圧倒、タイトル連覇に大きく前進 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

世界RXスパ2:ヨハン・クリストファーソンがライバルを圧倒、タイトル連覇に大きく前進

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世界ラリークロス選手権は、10月9日、ベルギーのスパ・フランコルシャンサーキットでダブルヘッダー戦の2戦目が開催。この日はシーズン第7戦のファイナルが行われ、前日勝利を飾った2021年チャンピオンのヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲンRX1e)がライバルを圧倒して今季6勝目をマーク、タイトル連覇に向けて大きく前進した。

スーパーポールでは今季負けなしのクリストファーソンは、この日もティミー・ハンセン(プジョー208 RX1e)にコンマ1秒差で競り勝ったが、ヒート1ではパンクに見舞われる。左リヤタイヤから煙を出しながらもスピードを落とさずに走り続けたクリストファーソンだったが、最終ラップにはタイヤが完全になくなり、右リヤドアが外れ落ちるなどダメージが広がった。

しかし、フォルクスワーゲン・ディーラーチーム・バウハウスのクルーが修復に務め、ヒート2をスタート。ここでは、ニクラス・グロンホルム(PWR RX1e)と激しいバトルを繰り広げた。バンクのついたグラベルコーナーでグロンホルムをパスするなど、観客を大いに盛り上げたクリストファーソンは、その後のプログレッションレースでもトップフィニッシュを飾った。

セミファイナルの2本目では、ケビン・ハンセン(プジョー208 RX1e)を退けてファイナルでのポールポジションを獲得したクリストファーソン。ファイナルでも教科書どおりの見事なスタートを決めて首位に立つと、そのままその座を譲らず、4秒近くの大差をつけて今季6勝目をマークした。この結果、クリストファーソンはドライバーズ選手権争いでのアドバンテージを41ポイントに広げ、残る2回のダブルヘッダー大会に臨む。

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「適切な時に適切な場所につけていなくてはならない。ありがたいことに、自分たちはそれができた」と力強く語ったクリストファーソンは、これが世界RXでの33勝目。
「チームは毎回、完璧にマシンを仕上げてくれている。前日はベストの内容ではなかったので、今日は必死になって取り組んだ。それがファイナルで報われた。ここのターン1の壁はかなり厳しいが、幸いここで混雑に巻き込まれずに済んだ」

「後方でバトルになっているのが見えたので、ギャップを作った後はパンクをしないように気をつけながらフィニッシュまでクルージングすることができた。本当にいいレースができたし、今日もグスタフ(ベルグストローム)が一緒にポディウムに上がってくれて、とてもハッピー。選手権争いも、かなりいい状況になってきた」

2位には、前大会のモンタレグレでクリストファーソンの連勝を止めたグロンホルムが入った。ファイナルの序盤ではベルグストロームと接戦になったが、競り勝って今季2度目のポディウムフィニッシュを飾った。

そのベルグストロームは、ヒート1でドライブシャフトが破損するトラブルに見舞われたが、ファイナルでは果敢にグロンホルムを抜き去る強さも見せた。ジョーカーラップ戦略で結果的にはグロンホルムに2位の座を譲ることになったが、それでも2日連続で3位フィニッシュと、今季初めて世界RX参戦に挑んでいる若手がスパで大健闘を見せた。

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ケビンは、最終コーナーでワイドにスライドして4位に終わった。オーレ・クリスチャン・ベイビー(フォルクスワーゲンRX1e)は最初のコーナーでベルグストローム、ハンセンと接触してステアリングにトラブルを抱え、チェッカーを受けることはできなかった。

一方、2019年王者のティミー・ハンセン(プジョー208 RX1e)はファイナルでクリストファーソンとの対決が期待されたが、セミファイナルでサスペンションにダメージを負い、ファイナル進出に0.5秒届かなかった。

世界RXの次大会もダブルヘッダーとなる。第8戦、第9戦は10月29〜30日、スペインのカタルーニャで開催される。

世界RXスパ2 ファイナル結果
1 J.クリストファーソン(フォルクスワーゲンRX1e) 2:46.354
2 N.グロンホルム(PWR RX1e) +3.995
3 G.ベルグストローム(フォルクスワーゲンRX1e) +4.932
4 K.ハンセン(プジョー208 RX1e) +9.305
5 O.C.ベイビー(フォルクスワーゲンRX1e) +5Laps

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