WRCニュージーランド:ロバンペラ「フィンランドのラリー界にとって大きな意味を持つ」イベント後記者会見 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCニュージーランド:ロバンペラ「フィンランドのラリー界にとって大きな意味を持つ」イベント後記者会見

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRCラリーニュージーランドのフィニッシュ後に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。20年ぶりにフィンランド人としてWRCチャンピオンとなったカッレ・ロバンペラ。今季の大躍進に、母国では若者のラリー人気が高まっていることに対して、大きな喜びを見せた。

●WRCイベント後記者会見 出席者

Toyota Gazoo Racing WRT

1位:カッレ・ロバンペラ=KR(トヨタ・ガズーレーシングWRT)
1位:ヨンネ・ハルットゥネン=JH(トヨタ・ガズーレーシングWRT)
2位:セバスチャン・オジエ=SO(トヨタ・ガズーレーシングWRT)
3位:オィット・タナック=OT(ヒョンデ・シェル・モビスWRT)
ヤリ‐マティ・ラトバラ=J-ML:(トヨタ・ガズーレーシングWRT、チーム代表)

Q:なによりもタイトル獲得、おめでとう。ここ数戦で確定チャンスがあったが、ようやく決めた気持ち、20年ぶりにフィンランド人チャンピオンになった気持ちは
KR: もちろん、達成することができてとてもうれしく思う。しばらくフィンランドからはWRCチャンピオンが出ていなかったからね。チームのことも自分自身のことも、もちろんヨンネのことも心から誇らしく思う。

Q:落ち着き払って何も気にしていないように見えたが、ナーバスになったことはなかったのか
KR:最終日の午前になっても緊張も何もしていなかったので、自分でも少し驚いたほど。パワーステージのスタートラインだけ、直前の数分は少し張りつめていたが、スタートして自分の仕事をするのが待ち切れなかっただけ。

Q:史上最年少でWRCチャンピオンという歴史を作った。君が登場してから、フィンランドのファン層が再び盛り上がってきたようだが、どれくらいの意味を持つか
KR:もちろん、その意味は大きい。フィンランドのファンにはとても応援してもらっているし、特に若い人たちからまたラリーに注目が集まっているのは、新しいファンを増やすという意味でもとても重要だ。本当にいいことだし、いい結果につながってうれしい。

Q:ヨンネ、最終日の朝は、今日タイトルを決められたら世界にとって意味のあることだと言っていたが、今の気分は
JH:言葉で表すのが難しいね。数年前には夢にも見たことがなかった。カッレと一緒にこの仕事をできているのは、本当にクール。彼はいいドライバーであると同時に、人間としてもいい人物だ。だから、今の状態を本当に楽しめている。

Toyota Gazoo Racing WRT

Q:今年のハイライトはなんだったか
JH:クロアチアのパワーステージでこの人(オィット・タナック)に勝ったことは、かなりクールだったね。

Q:セブ、チャンピオンの座をチームメイトに譲る心境は
SO:ハッピーな気持ちだし、ここにいられることもうれしい。この瞬間を目撃することができて良かったし、チームのために役に立ったこともよかった。3カ月ぶりにWRCに参戦できたこともうれしいね。チャレンジングでかなり速度域の高いラリーとしては、悪いリザルトじゃない。すごく楽しかったし、この若手が今回も素晴らしいパフォーマンスを見せて、タイトルにふさわしいことを証明した姿を見られて良かったよ。

Toyota Gazoo Racing WRT

Q:この週末、どれくらい楽しんだか
SO:すごく楽しんだ。今季の参戦イベントにここを選んだのは正解だったね。ここの道は、ドライブするのが魔法のようで、天気はトリッキーだったが、どんな時でもマシンの中にいるのが楽しい。チームもいつものように素晴らしい仕事をしてくれたので、次の目標であるマニュファクチャラーズ選手権タイトルに近づけることができた。本当にいい週末だったし、自分のラリーにも満足できる。もちろん、いつでも優勝を狙っているし、2位で心から満足することはできないが、自分的には週末を通していいパフォーマンスが出せたと思う。天気に関しては誰にとっても難しい状況で、久しぶりの参戦だから走行順がアドバンテージになるところだが、今回はあまりそういうことはなかった。金曜日に少し有利だったくらい。楽しいラリーだったし、次のターマックを楽しみにしている。まったく異なるし、優勝争いは激しくなるだろうね。

Q:これまでに8回タイトルを獲得しているが、そうなるためにカッレに何かアドバイスは
SO:彼には何も必要ない。まず、彼は誰よりも突出している。22歳の時、自分はまだラリーに人生を捧げる準備はできていなかった。自分とは少し状況が違う。彼はいつも落ち着いていて、しっかり地に足をつけて、苦労や努力を惜しまない。もちろん、彼の周りにもいいチームがいる。勝つ時も負ける時も一緒。トヨタ・ガズーレーシングは、彼の成功の大きな役目を担っている。この要素が揃っていれば、彼の将来は非常に明るい。

Q:オィット、総合3位に入り、選手権争いも決着がついた。週末を終えて今の気分は
OT:チャレンジングな週末だったし、土曜日の午前以降は、カッレやセブと競り合えるペースは出せていなかった。ふたりはズバ抜けていた。それでも、精いっぱいのことをやった。

Hyundai Motorsport GmbH

Q:まだ2戦残っているが、どれくらい楽しみにしているか
OT:スペインとジャパンは、イープルとは天気がまったく違うとイメージしている。スペインは、このマシンでの初めてのプロパーなターマックラリーだし、パフォーマンスの面でどうなるかとても興味深い。ジャパンは、カタルーニャのような感じかもしれない。現地に行ってみなくては分からないね。

Q:金曜日はいいペースだったが、土曜日は一気にくじかれてしまった。何か原因があるのか
OT:アクロポリスでも出ていたが、土曜日にまたトランスミッションにトラブルを抱えた。できることは何もなかったので、フィニッシュを目指すしかなかった。できる限りいい形でやり切るしかなかった。

J-ML:まず何よりも、カッレとヨンネのタイトルが決まって、本当にうれしく思っている。ふたりはそうは見せていないが、これで選手権のプレッシャーから解放された。木曜日は、カッレの表情が緊張していたので、彼も人間なのだなと思えた。本当に素晴らしい。22歳でタイトルを獲得した。この若さで、すごいことを成し遂げた。チームのためにも、フィンランドやファンのためにもハッピー。本当に大きなことだ。最後にフィンランド人がチャンピオンになってから20年経っているので、フィンランドのラリー界にとって、間違いなく大きな後押しになる。

TOYOTA

Q:これでマニュファクチャラーズ選手権に向けて全力投球できる
J-MLトヨタのためにも重要なことだ。今回も、ふたりが1-2フィニッシュと素晴らしい結果を収めてくれた。選手権争いのうえでも重要なことだ。スペインでも同じような結果を出したいね。ヒョンデは大躍進を遂げているし、争いは接戦になってきているので、今年、タイトルを獲得したい。きっと来年は、ものすごく大変になるだろうからね。

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