タイトル王手のカッレ・ロバンペラ、アクロポリスでの失望は引きずらない – RALLYPLUS.NET ラリープラス

タイトル王手のカッレ・ロバンペラ、アクロポリスでの失望は引きずらない

©Toyota Gazoo Racing WRT

トヨタのカッレ・ロバンペラは、トリッキーな展開となったWRC第10戦アクロポリス・ラリーギリシャのことは忘れ、次戦ニュージーランドで自身初のWRCタイトル獲得を決めることを楽しみにしているようだ。

現在21歳のロバンペラは、アクロポリスは総合順位は15位に終わり、持ち帰ったポイントはパワーステージでのセカンドベストによる4ポイントのみ。ドライバーズ選手権でのポイントリードは、53ポイントに減った。

しかし、WRCニュージーランド(9月29日〜10月2日、グラベル)でリードを8ポイント差とするか、優勝して7ポイント差を得られれば、史上最年少でのWRCタイトル獲得が決まる。そして、いまロバンペラの頭の中には、まさにこのプランが浮かんでいる。

「アクロポリスは間違いなくタフな週末だった」とロバンペラ。
「シェイクダウンからマシンのフィーリングが感じられなかった。タフだったが、パワーステージでポイントを獲れたのは良かったし、選手権争いには助けになる」

アクロポリスでロバンペラは、トヨタGRヤリス・ラリー1に十分なだけの自信をつかむことができず、金曜日は先頭走行で砂利掃除も担ったことでこの日は総合9番手に終わる。さらに土曜日の2本目には、スライドオフして木にヒットするという悪夢にも見舞われた。

「金曜日、そして日曜日の最終日も先頭走行になり、フィーリングはトリッキーだった。パワーステージでは、選手権のためにポイントを獲ろうとハードにプッシュしなくてはならなかった。ラクではなかったが、もうこのラリーのことは忘れて、次のイベントのことを楽しみにしている。ニュージーランドでは、もっともっと強くなって戻ってくる。選手権争いは、まだ何も終わっていない」

Toyota Gazoo Racing WRT



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