ラリーブルガリア デイ1:ローブが全SSでトップタイム。ライコネンはコースオフでデイリタイア – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ラリーブルガリア デイ1:ローブが全SSでトップタイム。ライコネンはコースオフでデイリタイア

 

 2010年WRCシリーズ第7戦ラリー・ブルガリアのデイ1が7月9日(金)に行なわれ、セバスチャン・ローブ(シトロエンC4WRC)が全4ステージでベストタイムを刻みトップに立った。

 WRC初開催のラリー・ブルガリアは今季初のターマックラリー。サービスパークは首都ソフィアの南に位置するドーナ・バーニャに置かれ、周囲に広がる山岳地帯にオールターマックの舗装路が走る。デイ1は2本のコースを2回づつ走る計4本のSSで構成されたが、王者ローブは4本のSSをすべて最速で駆け抜けラリーリーダーとなった。

 そのローブを前戦ポルトガルのウイナーであるセバスチャン・オジエ(シトロエンC4WRC)が追っていたが、オジエはSS3でペースノートミスによりコーナーをオーバーシュート。大幅にタイムロスをしてしまった。そのオジエに代わってソルドが2位に上がったが、デイ1が終了した時点でローブには28.1秒差をつけられている。そして、ソルドから9.9秒遅れの3位はペター・ソルベルグ(シトロエンC4WRC)。今回から新しいコ・ドライバーのクリス・パターソンとコンビを組んだが、出だしはなかなか順調のようだ。

 フォード勢は思うようにタイムが上がらず、ミッコ・ヒルボネン(フォード・フォーカスRS WRC)が首位ローブから1分10秒9遅れの4位、ヤリ-マティ・ラトバラ(フォード・フォーカスRS WRC)が1分21秒2遅れの5位と優勝争いからは早くも脱落してしまった。

 今回がWRC初ターマックラリーとなるキミ・ライコネン(シトロエンC4WRC)は一時4位につけるなど健闘していたが、この日最後のSS4でコースアウト。マシンのダメージが大きくデイリタイアとなったが、デイ2には再出走するものと見られている。



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