【WRC第9戦ドイツ】シェイクダウンはローブがトップ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

【WRC第9戦ドイツ】シェイクダウンはローブがトップ

 

 WRCはモンテカルロ以来となるターマックイベント、第9戦ラリードイツを迎えた。今年もホストタウンはドイツ西南のトリアー。ドイツで最も長い歴史を誇る古都である。モーゼル河畔のブドウ畑、戦車演習場内の荒れたステージ、そしてスムーズなワインディングと、今年のコースも3種類のステージ構成が採用されたが、いくつかのSSは去年とは進行方向が逆になっており、新たにペースノートを書き起こす必要がある。

 シェイクダウンは8月23日(木)午前9時、爽やかな青空の下でスタートした。今回はターマックラリーのため出走順を決める予選は行なわれず、純粋にマシンの最終チェックを行なうためのテストとなった。
 2分25秒2のベストタイムを出したのはセバスチャン・ローブだ。2位のヤリ‐マティ・ラトバラには0.8秒差をつけた。ローブは去年パンクで失速し、ドイツ9連覇の夢をセバスチャン・オジエに奪われた。パンクの原因はタイヤの強度不足とも言われたため、ミシュランは強度を高めた「パイロットスポーツ」のH1(ハード)とS1(ソフト)を投入した。開幕戦モンテカルロにも持ち込まれたが、今回のドイツが事実上のデビューとなる。
 ラリー後半の天気は不安定と報じられ、タイヤ選びが勝負に大きな影響を及ぼす可能性も高い。

 シェイクダウン2番手にはラトバラ、3番手にペター・ソルベルグ(マッズ・オストベルグと同タイム)がつけたフォード監督のマルコム・ウイルソンは「我々のマシンはターマックでの戦闘力が高い。そしてラトバラの舗装路での速さはトップレベルだ。優勝も十分に狙える」と、打倒シトロエンの言葉を口にした。

 5番手タイムにつけたティエリー・ヌービルは得意なターマックラリーでローブの後継者としての評価を確立したい。以下、6位はミッコ・ヒルボネン、7位ダニ・ソルド、8位オット・タナクと続く。WRCチームMINIポルトガルに、エースとして迎えられたクリス・アトキンソンは10番手タイムながら「まだマシンに慣れている段階。焦らずペースを上げていく」と、余裕の笑顔を見せた。

 シェイクダウン終了後、トリアーの中心部では夜8時から恒例のセレモニアルスタートが行なわれ、大勢の観客が見守るなかラリードイツは荘厳に、そして華やかに幕を開けた。



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