WRCアクロポリス:ジュニアWRC決戦参戦に向け、アームストロングをアイルランドラリー界が支援 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCアクロポリス:ジュニアWRC決戦参戦に向け、アームストロングをアイルランドラリー界が支援

©M-SPORT

2022年のジュニアWRCは、今週開催されるWRC第10戦アクロポリス・ラリーギリシャ(グラベル)が今季最終戦となる。資金難に苦しんでいたジョン・アームストロングは、アイルランドのラリー関係者が参戦資金の調達イベントを開催したことで参戦が実現。タイトル獲得に挑むことになった。

北アイルランド出身のアームストロングは、ジュニアWRCの選手権争いでは現在、勝利数で上まわるサミ・パヤリと同ポイントに並んでいるが、1ポイント差でロベルト・ビルベスが続いているほか、ラウリ・ヨーナも6ポイントしか離れていない。アクロポリスではジュニアWRCにはダブルポイントがかかるため、2023年にフォード・フィエスタ・ラリー2でWRC4戦に参戦できる権利を獲得する戦いは、誰が勝ってもおかしくない状況だ。

「本当にたくさんの人が集まってくれて本当に驚いたし、うれしかった。ギリシャに向けての自信を高めることができた」と8月に行われたイベントでアームストロングは語っていた。
「このイベントのおかげで、ジュニアWRCの最終戦に向けて集中できるようになった。ギリシャでの戦略を立てるのはすごく難しい。純粋に、とてもラフなイベントだからね。とにかく集中を維持して、自分にプレッシャーをかけすぎないようにすること。今はかなりリラックスできているし、ベストの走りを見せる準備はできている」

アームストロングは、アクロポリスに先駆けて、ERCに参戦中のイゴール・ウィドラックが自身のフィエスタ・ラリー3をアームストロングに貸し出しており、先週、アームストロングはグラベルでのテストを行っている。
(Graham Lister)



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