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WRCアクロポリス:2連勝中のヒョンデはダニ・ソルドが今季3度目の登場

©Hyundai Motorsport GmbH

9月8日に開幕を迎えるWRC第10戦アクロポリス・ラリーギリシャ(グラベル)に、ヒョンデはフィンランド、ベルギーと直近2戦を制して波に乗るオィット・タナック、ティエリー・ヌービルに加え、ダニ・ソルドをヒョンデi20 Nラリー1のドライバーに起用する。

7年のブランクを経てWRCに復帰した昨年のアクロポリスでは2位フィニッシュを果たしているタナックは、選手権順位では2番手に浮上してアクロポリスを迎える。
「アクロポリスラリーは素晴らしいイベント。道は見た目よりもスムーズでドライビングが楽しい」とタナック。
「昨年は天気が予想とは違って少しウエットだったので、今年はどのようなコンディションになるのか様子を見なくてはならない。イープルで勝ったことでフィーリングはポジティブなものになっており、昨年のギリシャでもポディウムに上がっているので、今回も同じような戦いができることを期待している。ベルギーのターマックからは大きく変わるが、イタリア、フィンランドで勝っているので、この路面では強く戦えることは分かっている」

母国ラリーでは悔しいコースオフを喫しファンの期待に応えることができなかったヌービルだが、気持ちを切り替えてアクロポリスに臨みたいところだ。
「ギリシャはとてもチャレンジングなイベント。暑くなると思うので、まだ夏が続いているような感じになるだろうね」とヌービル。
「ステージはタフで、すごく距離が長いステージもあるし、コンディションがラフになる場所もある。 アイテナリー自体も過酷で、早朝にスタートして1日が終わるのが遅い。2012年、2013年にも参戦したことがあるラリーで、もちろん昨年も走ったが、いい思い出がある。この路面や暑さの中で戦える信頼性があって強いマシンが必要だし、コックピット内もタフになる。すべてが順調に進めば、ポディウム争いを狙いたい」

今季3度目のWRC参戦となるソルドは、ここまでの2戦はどちらもグラベル戦でいずれもポディウムに上がっている。昨年のアクロポリスは4位でフィニッシュしているソルドは「暑いコンディションでマシンにも、コックピットにいる自分たちにとっても非常に厳しいラリーになる」と語る。
「ここのグラベル路はタイヤにも非常にタフなので、ギリシャでは速さだけでは勝てない。もちろん、みんながハードにプッシュしてくると思うが、限界を超えてはいけないセクションも確実にある。雨の可能性もわずかにあるので、そうなるとステージは非常にスリッパリーになるし、それに対応するのは難しくなる。コ・ドライバーのカンディード(・カレラ)は、今年ここまでの参戦イベントでポディウムフィニッシュを果たしているので、今回もトップ3の戦いを続けていきたい」



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