WRCエストニア:ロバンペラ「あの天気なら差をつけられると思った」デイ4コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCエストニア:ロバンペラ「あの天気なら差をつけられると思った」デイ4コメント集

©Toyota Gazoo Racing WRT

WRCエストニア、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。金曜日の最終ステージで首位に立った後、変わりやすい天気の中でも快走を続けシーズン5勝目をマークしたロバンペラ。大雨の最終ステージも、難しいコンディションの中だからこそのプッシュをかけ、最大ポイントを獲得してライバルを圧倒した。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1

■カッレ・ロバンペラ/総合優勝(=)
パワーステージ順位:1位
「今回も素晴らしいリザルトを収められた。金曜日の午前は砂利掃除をしなくてはならず、エルフィンのペースについていくのは大変だったが、その後からはいい戦いができるようになった。最終日は通常より距離が長く、天気との戦いが大変だった。最終ステージであのような大雨に見舞われるのはかなりタフだったが、パワーステージではそれでもビッグプッシュをかけた。あの天気なら差がつけられると分かっていたし、プッシュしながら安全に走ることも少しは心がけた。ドライビングが楽しかったし、タイムも明らかに良かった。ラリーフィンランドの前に勝てて良かったし、あそこでもいい仕事をしたい」

■エルフィン・エバンス/総合2位(=)
パワーステージ順位:2位

Toyota Gazoo Racing WRT

「最後の数本は本当に難しいコンディションだったので、このラリーを走り切ることができて少し安心している。今日はとにかく走り切って2位を守ることがすべてだった。パワーステージでは一切リスクを負わなかったが、それでもボーナスポイントを獲ることができて良かった。最もポジティブな点は、チームが1-2フィニッシュを達成したこと。自分たちとしては、特に昨年のこのラリーから前進できたと思う。カッレはお見事だった。すごく速かったし、昨年と同じだった。彼には脱帽だが、自分も次も頑張るよ!」

■エサペッカ・ラッピ/総合6位(↑)
パワーステージ順位:4位

Toyota Gazoo Racing WRT

「大変な最終日だった。日曜日なのに距離が長かったのは良かったし、今日はリズムも良かった。流れをつかんで、もっと勇気を持って攻められたので速く走ることにつながったが、それが自然にできた。それから、すごくトリッキーなコンディションになり、特に最後の1本はこれまで走った中で一番クレイジーだった。轍が水だらけで、ひどかったよ。チームとしては素晴らしい週末になったし、自分たちとしても全体的には悪くはない。イベントを通してまずまずのペースが出せていたので、土曜日のトラブルがなければ良いリザルトを収めることができたと思うし、ラリーフィンランドに向けた良い準備になった」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT NG]
トヨタGRヤリス・ラリー1

■勝田貴元/総合5位(=)
パワーステージ順位:5位

Toyota Gazoo Racing WRT

「ラリーエストニアに5回挑戦して、やっと走り切ることができました! チームに心から感謝しています。シェイクダウンの後にマシンを直すためにメカニックのみんなが本当に必死に取り組んでくれました。もちろん自分はかなり苦戦しましたが、最終的にマシンからはかなりいいフィーリングを感じられました」(SS24終了後)

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20 Nラリー1

■オィット・タナック/総合3位(=)

Hyundai Motorsport GmbH

「人生で初めて、エストニアでコンペティティブに戦えなかったので、少しフラストレーションがたまるね。不運な状況に置かれた中で、できることはすべてやったが、3位という順位には残念な気持ち。本当にポジティブな点は、3台が揃ってこの距離を走り切ったことだ。開発の点では、次のステップを評価しなくてはならない。熱い情熱と思い切り応援してくれたエストニアのファンに感謝している。ただただ、自分たちがコンペティティブでなかったことが残念でならない」

■ティエリー・ヌービル/総合4位(=)

Hyundai Motorsport GmbH

「タフでチャレンジングな週末だった。マシンに心地よさを感じられなかったし、とにかくうまくいかなかった。色々なことが重なって、パワーステージでさえ視界がゼロで順調ではなかった。最初から何も見えなかった。なんとか4位でフィニッシュしたが、今回のイベントで期待できる最善のリザルトだと思う。ライバルはすごく強かったし、オィットも良い走りをしていた。このラリーでチームメイトの後ろでフィニッシュすることが、自分たちにできる最善のことだった。ポジティブな気持ちを持ち続け、戦い続ける。改善できる希望はいつでもあるんだからね」

■オリバー・ソルベルグ/総合13位(↑)

Hyundai Motorsport GmbH

「パワーステージでのコンディションは文句なしにクレイジーで、ものすごい雨で水たまりだらけだったよ! 道の上に留まり続けることしかできなかったが、とても長くタフな週末を走り切った。ここのステージやコンディションで求められる自信を得るのは難しかった。チームは全力で自分を支えてくれたし、自分たちも色々なことを試した。メカニックは必死でマシンをプリペアしてくれて、彼らにとってもチャレンジングなイベントだった。土曜日の午後はいい兆候も見られたが、相応のレベルに達するためにはやることがたくさんある」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

■アドリアン・フルモー/総合7位(↓)

M-SPORT

「トップレベルのマシンでの初めてのエストニアで、経験豊富なドライバーを相手に、とても強いラリーができたと言えると思う。5位争いをすることができた自分のペースには、心から満足できる。興味深いラリーだったし、このような路面で、自信を高められたのは良かった。雨でトリッキーでもあったのにね! 天気は週末を通してクレイジーで、特に最終ステージでは残念ながら6番手から後退してしまったが、今回のラリーは間違いなくポジティブだったと言える」

■クレイグ・ブリーン/総合30位(↑)

M-SPORT

「正直、ちょっと苦労した週末だった。金曜日からすでに、自分たちには逆風が吹いていた。速さはあったし、マシンの動きも良く、自分もいいリズムを感じていた。最終日はパワーステージでポイントを獲ることを目指したが、ちょうど嵐の時間に当たってしまった。今日はポイントは獲れなかったが、2週間後のフィンランドで仕切り直しだ。マシンのフィーリングは素晴らしいので、あそこでいいリザルトを収めたい」

■ピエール・ルイ・ルーベ/SS19でラリーリタイア
(マニュファクチャラーズ選手権ポイント対象外)
「なんと言ったらいいか分からない。今日はとにかく、くだらないミスをしてしまった。金曜日に6番手から後退した後はいい位置につけていたので、最終ステージでタイムをロスしてしまって悔しかった。その後からは、あまり手応えを感じられなかった。最終日の午前は、手前のコーナーよりもその先に自分の苦手なコーナーがあったから、そちらに注意を払ってしまっていた。すべて自分の責任だし、二度とこのようなミスはしない。このイベントでは、そのようなミスは許されないからね」

■ガス・グリーンスミス/SS21でラリーリタイア
「トリッキーな週末だった。金曜日は滑り出しはあまり良くなかったが、午後はかなり改善された。土曜日は6位争いをする計画だったが、かなり序盤でパンクしてしまったので、この日は学ぶことがメインになった。日曜日は試したいことがあったので、フィンランドに向けて小さな改良を行ったが、ドライブシャフトにトラブルが出てしまいリタイアしなくてはならなくなった」



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