WRCサルディニア:ソルド「サルディニアの勝ち方は説明できるものじゃない」イベント前記者会見 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCサルディニア:ソルド「サルディニアの勝ち方は説明できるものじゃない」イベント前記者会見

©Hyundai Motorsport GmbH

WRCサルディニアのシェイクダウン終了後に行われたイベント前カンファレンスの内容(抜粋)。ラリー1マシンで初めての参戦となったポルトガルでポディウムフィニッシュという結果を残して、グラベル2戦目のサルディニアを迎えたヒョンデのダニ・ソルド。過去2勝をマークしているラリーの必勝法を聞かれ、速さだけでは勝てないこのイベントの難しさを語った。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者

FIA

ダニ・ソルド=DS(ヒョンデ・シェル・モビスWRT)
クレイグ・ブリーン=CB(Mスポーツ・フォードWRT)
エルフィン・エバンス=EE(トヨタ・ガズーレーシングWRT)

Q:ダニ、WRC復帰戦ではポディウムフィニッシュと素晴らしい内容だった。自信を高めてサルディニアを迎えたのでは
DS:No。ポルトガルを終えてのリザルトはよかったが、速さはポルトガルのほかの年に比べても普通だった。今回はどうなるかな。ベストを尽くすが、マシンとバランスに少し苦戦した。それはみんな同じだし、マシンの走らせ方も少し違う。ここはナローでトリッキー。速く走ると同時に、パンクやいろいろなことを切り抜けなくてはならない。

Q:この島での勝ち方を知っている。どうすればラリーサルディニアで勝てるか
DS:ただ速ければ勝てるわけではない時もある。自分は2回勝っている。どうすれば、というのは分からない。それは本当。自分がどうやって勝ったのか、説明できるものではないな。

Q:この週末はどれくらいチャレンジングになるか。車内はかなり暑くなる。どう対応するか
DS:分からないね。車内で快適に過ごすのは難しいだろうね。かなり暑くなる。ここ数年の気温は、例年よりも低かった。今回は風もないし、すごく暑いし、車内はもっと気温が高くなる。この点もビッグチャレンジになるよ。

Q:クレイグ、今回、車内での暑さが大きな話題になっている。この試練への準備はできているか
CB:そう思うよ。正直、完璧な準備をするためにできることは、それほど多くはない。サウナに行くくらいかな。ポルトガルからの短い間に、マシンの暑さを和らげようとみんなベストを尽くしてくれた。今日の午前はそう悪い感じではなかったが、空気は海に近い方が少し新鮮だ。もちろん、朝早かったし、あまり長い距離は走っていないからね。週末がどうなるかは、興味深いね。

M-SPORT

Q:シェイクダウンでのマシンの動きはどうだったか。満足できたか
CB:そうだね。正直、まずまずハッピーだよ。序盤はマシンのフィーリングもよかった。このラリー向けのテストはしていないので、このマシンに乗るのはポルトガルの最終日以来。1週間ちょっと前だ。すべていい感じ。それほど多くは変更をしなかった。週末を通してステージがどうなっていくか、興味深い。このラリーに出るのは久しぶりだが、自分が見る限りではビッグチャレンジ。でも、最大限の準備は行ってきた。手応えはあるので、楽しみだ。

Q:ここ数年出ていないことは不利になると思うか。昨年はレッキには参加したんだよね?
CB:去年はレッキには参加した。参戦したのは2018年が最後だ。でも、それを気にしていては、足かせになる。Mr.ローブは、久しぶりに参戦して、いきなり魔法のような走りを見せただろう。だから、言い訳はせずに、しっかりレッキをしてペースノートをキッチリ作り、仕事をしなければいけないと思う。

Q:隣の人(ソルド)も、久しぶりの復帰でポディウムに上がった
CB:ダニが自信を持ってドライブできるのは、彼がモデルのようなイケメンで堂々とできるからだよ! 僕らよりもプレッシャーを感じずにドライブしている。

Q:ステージについて、ナローな性格だと話していた。土曜日は日中サービスがないので、山場になるのでは
CB:ポルトガルでも同じだった。日中サービスがないデイは、いつもトリッキーだ。正直、ここのステージはどれもナローでトリッキーで、つかまる場所も多い。土曜日は厳しい1日になる。サービスなしで、暑さにも対応しなくてはならない。ステージはメチャクチャ長いわけではなく、ポルトガルのような距離はないが、平均速度はかなり低い。そのことは、車内にいる自分たちだけでなくパーツやすべてに負担をかけることになる。できる限りの準備はしてきたので、あとは走ってみるしかない。

Q:エルフィン、ポルトガルではポディウムに上がり、カッレと素晴らしいバトルを展開した。やっと調子をつかんできたように見えるが、自分でもそう感じるか
EE:コンペティティブな戦いでまたポディウムに上がれるようになって、少し安心できたと思う。シーズンの序盤が思うような内容にならなかったことは、隠すまでもないこと。ポルトガルでは調子をつかめたのだと思う。フィニッシュできて、ハッピーだったよ。もっと改善できることはある。人はみんな、そう言うものだが、どうなるかな。

Toyota Gazoo Racing WRT

Q:今回の課題は暑さ。シェイクダウンではマシンの中はどんな感じだったか
EE:正直、すでにかなり暑かった。特に、走行の間に止まって作業をすると、あっという間に暑くなる。3kmだけだったから最悪というわけではなかったけれど。暑くなることは確かだろうね。

Q:選手権争いについてはどう感じているか。シーズンの中盤に差しかかり、まだ遅れを取り戻すラリーがたくさん残っている、現時点では、Mr.ロバンペラが頭ひとつ抜けているようだ。今年のタイトルは、まだ念頭に置いているか
EE:そういう意味では、自分たちはあきらめていない。もちろん、シーズンの滑り出しの内容で、状況は難しくなっている。彼はとてもいいパフォーマンスを見せている。苦しい戦いではあるが、正直、何も考えず、この先のラリーに集中しなくてはならない。グラベル連戦で走行順が少し遅いのは有利になるが、それでも彼はかなり大きな差をつけている。自分たちは一戦一戦に集中し、シーズンの終盤でどれくらい差を詰められるかを見てから、選手権争いのことは考えるよ。

Q:今回、タイヤチョイスはどれくらいチャレンジングになるか
EE:1回目と2回目の走行が同じループになるというのは、かなり独特。通常は日中サービスを挟んでから、2回目を走行する。今回もパンクに対する耐久性という意味でタイヤには厳しくなるだろう。タイヤの数が限られているのでそこはポイントになると思うが、それほど重要にはならないと思う。どうかな。

CB:彼の言うとおりだ。例年どおりに、というのもあまり通用しない。ここ数年は、この週末ほど気温が高くなかった。通常なら、前年の様子を見てプランを立てることもできる。路面温度がどうなるのか、誰も予測ができない。とにかく明日になって、できる限り最善の判断を行うしかない。それが、この週末につながっていくだろうね。

DS:ふたりが、とてもうまく説明してくれた。通常、サルディニアでは、1回目と2回目の走行間で道はかなりクリーンになって摩耗が激しくなる。暑さでも厳しくなる。どうなるかな。



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