ハンセン・モータースポーツが世界RX複数年参戦を発表。フル電動マシンのカラーリングも公開 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ハンセン・モータースポーツが世界RX複数年参戦を発表。フル電動マシンのカラーリングも公開

©Rallycross Promoter GmbH

2021年の世界ラリークロス選手権チームズチャンピオンのハンセン・モータースポーツが、フル電動化となる2022年から複数年、シリーズに参戦することを発表した。あわせてローンチマシンのカラーリングも公開している。

スウェーデンを拠点とするハンセン・モータースポーツは、ラリークロスの歴史に名を残すチームのひとつ。チーム代表のケネス・ハンセンは、ヨーロッパラリークロス選手権では1989年を皮切りにタイトルを合計14回獲得した強豪だ。その後立ち上げたチームは、世界ラリークロス選手権ではこれまでに3回チームズタイトルを獲得するなどの実績も残している。昨シーズンはティミー・ハンセンが、同郷スウェーデンの強豪、ヨハン・クリストファーソンと激しいタイトル争いを展開し、最終的に同ポイントに。勝利数差でタイトルはクリストファーソンに渡ったものの、内燃エンジン時代最後のシーズンを大いに盛り上げた。

2022年も引き続き、29歳のティミーと、弟のケビン・ハンセンというドライバーズラインナップ。マシンはこれまで使用してきたプジョー208のプラットフォームをベースに、フル電動化となるシリーズの単独サプライヤーであるオーストリアのクライゼル・エレクトリック製、500kW(680馬力相当)・瞬間トルク880Nmを発生するパワートレーンに合わせてリエンジニアリング を行った。

Rallycross Promoter GmbH

ハンセン・モータースポーツは昨年、国連の気候変動対策のためのスポーツフレームワークに参加し、ラリークロス界で初めてFIA環境3つ星認定を取得。世界RXの明るい電動化の未来へのコミットメントとともに、2022年は環境への配慮を高めるための次のステップとなる。今回カラーリングを公開したマシンは現在、 スウェーデン・ゴテネにあるワークショップで設計と開発を行っているという。レース用のカラーリングは、そのほかのエキサイティングなニュースとともに、開幕前にアンベールされるとのことだ。

チーム代表のケネス・ハンセンは「FIA世界ラリークロス選手権に複数年計画で参戦するのは壮大な投資であり、自分たちのチームの中でもこれまでで最も大きなもの」とその決意を語る。
「誰にとっても非常に新しく非常にエキサイティングな時代となっており、1993年にラリークロスが初めて4WD時代に突入した時のような感じに似ている。その時も分からないことばかりだったが、電動技術にスイッチすることで、また0から新しいことをたくさん学んでいくことになる」

「これほど新しいことに専念するのは、とても新鮮な気持ち。何年も一緒に仕事をしてきた仲間もいれば、新しい顔ぶれも刺激になる。前進していこうというフレッシュなエネルギーに満ちあふれている。世界RXの上位で戦うドライバー集団は、世界でもトップクラスの実力を持っている。自分の息子たち、ティミーとケビンがその中に入っていること、自分のチームのメンバーとして参加させることは本当に特別だ」

フル電動時代に突入する世界RXに挑むケビンは「新しい電動時代に乗り出していくことは、本当にエキサイティングな時間。この会社が30年以上前に立ち上がって以来、ラリークロスに対して最も大きなコミットを行うことになった。この大きなプロジェクトが立ち上がったことは本当に素晴らしいことだし、将来がとても楽しみ」と語る。
「2018年以来、世界選手権が電動ラリークロスマシンで戦われることについて話が挙がっていたが、ついにそれが実現する。電動パワートレーンキットはまもなくハンセン・モータースポーツに到着するし、世界選手権のチャンピオンチームから参加できること、マシンとそれを取り巻くすべてのものがどうあるべきかという素晴らしい哲学を持ったチームであることを、これ以上ないほど誇りに思っている。 FIAとプロモーターが整えてきたラリークロスの技術的な面でのパッケージは最高のものになっているので、人々が想像する以上に素晴らしいものになると思う」

2021年は最後の最後までタイトルを争ったティミーは「自分の情熱は、世界ラリークロスのチャンピオンになりたいというもの。ラリークロスが大好きだし、その頂点に立ちたい」と意欲を語る。
「自分は世界RXでキャリアを積んできたので、こうした時代に立ち会えるのは本当に素晴らしい機会。世界RXでの競技レベルは非常に高いが、だからこそ自分たちは自分たちをさらにプッシュさせていくのだと思う。新しいシーズンに向けて非常に強いパッケージを作ることができると信じているので、本当にワクワクしている」

「特にラリークロスでは、可能な限り競争力を高めるための解決策を模索するというのが、自分たち家族の自然な姿。2022年に向けて、非常にモチベーションが高まっている。新しい方向に進む大きなステップだが、そこに参加できることが超ハッピー。世界最高のドライバーやチームを相手に、素晴らしいサーキットでものすごく速いマシンでレースをするのだからね。これ以上のものはないよ」

ラリークロス・プロモーターのエグゼクティブ・ディレクター、アルネ・ディルクスは「ハンセン・モータースポーツが2022年もグリッドに戻ってくることが決まったのは素晴らしいことだ。このような偉大で成功したチームが、この選手権に複数年参加することを約束してくれたことは、電動化への移行に伴う世界RXの方向性に対する大きな信念の表れだ」と語る。

「ハンセン・モータースポーツは、我々プロモーターと同様に、あらゆる分野でより持続可能であることに重点を置いており、昨年チームが達成したFIA環境三ツ星認定はまさにそれに値するもの。心から賞賛している。サーキットでは、ティミーもケビンも強豪なので、今季もふたりが序盤からタイトル争いの一角を担うと確信している」

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