ダカール2022:ステージ5は首位ナッサー・アル‐アティヤをセバスチャン・ローブが猛追 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ダカール2022:ステージ5は首位ナッサー・アル‐アティヤをセバスチャン・ローブが猛追

©DPPI / Red Bull Content Pool

ダカールラリー2022は1月6日、リヤドをループする行程に350kmのステージ5が設定された。この日はカー部門とバイク部門がそれぞれ異なる砂漠の道を走行。この日を終えてリヤドのビバークでは、全カテゴリーの競技者がサウジアラビアの砂地での衝撃的な1日を語り合う模様が見られた。

ASO / Charly Lopez

カー部門でこの日のステージ、トップタイムをマークしたのは、トヨタ・ガズーレーシングのヘンク・ラテガン。2番手タイムをマークしたセバスチャン・ローブ(プロドライブ・ハンター)に2分近くの差をつけた。しかし、そのローブは総合首位を走るラテガンのチームメイト、ナッサー・アル‐アティヤ(トヨタ)との差を詰めるべく渾身の走りを披露し、ギャップを3分詰めてきた。

「前にバイクがいないので先頭走者となるのは大変な仕事だったが、自分たちの前にはナッサーがいた。それからお互いに抜き合いながらフィニッシュラインまでの道を探っていた。今日以上に差を詰めることは不可能だったね」とローブ。

BRX

ダカールを3回制しているアル‐アティヤを砂漠でかわすのは容易なことではなく、さらに今年のアル‐アティヤは例年以上に気合いが入っている。この日はラテガンに5分近く遅れの7番手タイムだったが、コースを切り開く役目を担いながらも総合首位の座は堅守した。
「今日は前にバイクがいなかったのでたどれるラインがなかったから、自分たちがいい仕事をしなくてはならなかった。まだ先は長い。クレバーに、トラブルを避けるための走りをしなくてはならなかった」とアル‐アティヤ。

DPPI / Red Bull Content Pool

フル電動パワートレーンのアウディRS Q e-tronで初めてのダカールに挑んでいるアウディ・スポーツ勢には、厳しい展開となっており、この日のチーム最速タイムはマティアス・エクストロームの22番手。ここまでの見せ場は、カルロス・サインツのステージウイン1本に留まっている。しかし、ステファン・ペテランセルも加えた3人のドライバーが強力なチームスピリットを見せた。

この日はトップに1時間以上遅れの48番手タイムに留まったサインツは「自分たちにとっては、厳しいステージになった。序盤は良かったが、ダンパーを破損してかなりタイムをロスした。途中で止まってダンパーを与えてくれたステファン(ペテランセル)に感謝しなくてはならない。おかげで走行を続けることができた」とサインツはこの日の難局を説明した。

DPPI / Red Bull Content Pool

7日もリヤドのビバーク周辺をループ、ステージ6は402kmが設定されている。今回は、サウジアラビアの首都のにある砂漠の砂地。このステージを走り終えれば、休息日が待っている。

日本勢ではステージ4、チームランドクルーザー・トヨタオートボデーが走らせる2台のトヨタ・ランドクルーザー200は、ロナルド・バソと三浦昂が市販車部門1-2タイムをマーク。累積順位でも三浦が総合44番手、バソが総合50番手とそれぞれ順位を上げ、部門1-2を堅守している。
この日は右フロントタイヤが突然外れるトラブルに見舞われた三浦だったが、車載のスペアパーツで交換し対応した。
「今日の前半部分はローラン(リシトロイシター、コ・ドライバー)の方向の指示が細かく集中力が必要で大変だった。高速走行中に轍が見えにくい場所もあり、気が抜けないステージだった。前輪が外れた時にクワッドの選手がタイヤを拾ってきてくれたり、終盤のぬかるみで路側に乗り上げた時、観客の方たちが引っ張ってくれるなど、周りの人たちに助けられた1日だった」と三浦。

ハイブリッド仕様のHINO600を投入している日野チームスガワラの菅原照仁は、大会最長ステージをトラック部門総合12番手という好タイムでフィニッシュ。累積順位でも、前日の23番手から20番手に浮上している。
菅原は「今日はキャパシタケースの揺れが相当抑えられたので、だいぶペースを上げられた。まだ改良の余地はあるが、ハイブリッドにエラーが出るトラブルも解消され、明るい兆しが見えてきたように思う」と手応えを語っている。

2022ダカール暫定結果(ステージ5終了時点)
1 N.アル‐アティヤ(トヨタ) 17:24:23
2 S.ローブ(プロドライブ・ハンター) +35:10
3 L.アルバレス(トヨタ) +51:15
4 Y.アル‐ラジ(トヨタ) +54:46
5 V.バジリエフ(MINI) +1:07:52
6 J.ライゴンスキー(MINI) +1:10:24
7 S.ハルペルン(MINI) +1:22:01
8 O.テラノバ(プロドライブ・ハンター) +1:30:16



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