ダカール2022:後半戦最初のステージ7でセバスチャン・ローブが2度目のステージウイン – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ダカール2022:後半戦最初のステージ7でセバスチャン・ローブが2度目のステージウイン

©BRX

ダカールラリー2022は1月8日にリヤドで休息日を終えた後、9日に競技が再開。この日はリヤド〜アル・ダワディミ間にステージ7の402kmが設定された。序盤は砂丘の連続が100kmも続いたがステージの1/4にすぎず、その後も過酷なコースが続いた。

この日は、BRXのセバスチャン・ローブが大会2度目のステージウインを獲得。余裕を持ってアル・ダワディミのビバークに到着した。自身ダカールでの16度目のステージ勝利をマークしたことで、総合順位でも2番手を取り戻した。
「まだラリーの半分しか終わっていないが、今日はプッシュを続けた。ステージの終盤に燃料システムにトラブルが発生しかなり速度を抑えなくてはならず、思うように速く走れなかったというアンラッキーも少しあった。それでもタイムはよかったので、戦い続けながら次のステージでどこまでいけるか様子を見ていく。残りのステージでベストを尽くすしかないからね。休息日にリフレッシュして、マシンの動きもフィーリングもいい」とローブ。

そのローブが全力でプレッシャーを与え続けているのは、首位につけるトヨタ・ハイラックスT1+のナッサー・アル‐アティヤ(トヨタ)。しかしカタール出身のアル‐アティヤは太陽が照りつける砂漠でも冷静な戦いを続けており、この日はローブに5分ほど遅れてのタイムだが、総合タイムでのマージンを45分残している。
「戦略は何も立てていない。ステージ勝利を獲れる位置にいるのならそれを逃したりはしないが、いま優先しているのは一日、一日を全力を尽くして、最後に結果に繋がるようにすること」とアル‐アティヤは集中力を高めている。

ASO / Charly Lopez

一週目は浮き沈みの激しい展開となっていたアウディ・スポーツ勢だが、フル電動パワートレーンのアウディRS Q e-tronsは、3台が揃って後半戦でいい滑り出しを見せた。この日、カルロス・サインツとステファン・ペテランセルはそれぞれ3番手、4番手タイムをマーク。マティアス・エクストロームもこの日8番手でビバークに戻ってきた。

DPPI / Red Bull Content Pool

日本勢では、チームランドクルーザー・トヨタオートボデーは走らせる2台のトヨタ・ランドクルーザー200は、三浦昂とロナルド・バソが市販車部門1-2を維持して前半を終了。リヤドでの休息日でマシンをリフレッシュさせた。2009年大会から14年間に渡って活躍してきたランドクルーザー200は、今回が最後のダカール。部門9連覇と1−2フィニッシュを目指して後半戦に挑む。
前半戦を終了して三浦は「今大会もコースが厳しく、前半戦だけでも様々なトラブルが発生したが、チームの2台はポジションが近く、助け合える状態にあるのが強み。新しいTOYO TIRES製のタイヤについては、前半戦では2台が異なるセッティングを試し、効率的にデータが取れた。後半戦ではこのデータが活用できると思う」と意気込みを語っている。

ASO / F.Gooden/ DPPI

日野チームスガワラの菅原照仁は、1月7日のステージ6を、トラック部門12番手タイムでフィニッシュ。累積順位をふたつ上げての17番手に浮上して休息日を迎えた。ハイブリッドシステムを搭載したHINO600シリーズで初めてのダカールを戦う日野チームは序盤、日本国内のテストでは確認されなかったキャパシタケースの揺動が車体の操縦安定性に悪影響を及ぼすトラブルに見舞われて苦戦したが、揺動を抑える対策を講じてからは順調にペースアップ。後半戦に向けて各部のファインチューニングを施し、さらなる上位を目指すとしている。
「しっかりとしたペースで走れるようになってきたので、後半戦では引き続き煮詰めを行い、車両の完成度を高めたい。コースはさらに難しい砂丘が出てくると予想。ナビゲーションもいっそう難しくなりそう」と菅原は語っている。

ASO / Charly Lopez

2022ダカール暫定結果(ステージ7終了時点)
1 N.アル‐アティヤ(トヨタ) 23:52:22
2 S.ローブ(プロドライブ・ハンター) +44:59
3 Y.アル‐ラジ(トヨタ) +53:31
4 L.アルバレス(トヨタ) +1:15:09
5 J.ライゴンスキー(MINI) +1:30:04
6 O.テラノバ(プロドライブ・ハンター) +1:36:55
7 V.バジリエフ(MINI) +1:39:47
8 G.ド・ヴィリエール(トヨタ) +1:47:14



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