2021年WRC「旭化成ターニングポイント・オブ・ザ・イヤー」にクロアチアのパワーステージ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

2021年WRC「旭化成ターニングポイント・オブ・ザ・イヤー」にクロアチアのパワーステージ

©Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

2021年にWRC初開催を果たしたクロアチアラリーのパワーステージが、シーズンで最も決定的な瞬間に選ばれた。

2021年に創設された旭化成ターニングポイント・オブ・ザ・イヤーは12月に候補が発表されており、ザグレブを拠点に開催されたクロアチアラリーのパワーステージもノミネートされていた。この賞はシーズンの終わりにファン投票によって決定される。

クロアチアラリーの最終日は、セバスチャン・オジエが最初のステージへ向かうリエゾンでアクシデントに見舞われ、トヨタ・ヤリスWRCが破損するという劇的な幕開けとなった。オジエ車はハンドリングが不調となり、オジエはチームメイトのエルフィン・エバンスにリードを許したが、エバンスのアドバンテージをわずか3.9秒に抑えてパワーステージを迎えることに成功した。その後、オジエは14.09kmのパワーステージで会心の走りを見せて優勝を飾り、マキシマムポイントとなる30ポイントを獲得した。

TOYOTA

シーズンが進むにつれて、タイトル争いはオジエとエバンス、トヨタのチームメイト同士の戦いに絞られていったが、このクロアチアラリーでの優勝はオジエにとって、2021年で最も決定的な瞬間とも言えよう。

今回の旭化成ターニングポイント・オブ・ザ・イヤーで、クロアチアラリーは45%の票を獲得。クロアチアに続いたのは、同じくオジエにとってシーズンのターニングポイントとなったサファリラリー・ケニアだった。ここでオジエは、初日7番手から土曜午後に猛追を見せて優勝を果たした。この投票では、ラリーフィンランドでのエバンスのマキシマムポイント獲得や、イープル・ラリーベルギーでヒュンダイが1-2フィニッシュを果たしたことも候補に挙がっていた。



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