トヨタ、2022年のWRC後半に5台目のGRヤリスRally1投入の可能性も – RALLYPLUS.NET ラリープラス

トヨタ、2022年のWRC後半に5台目のGRヤリスRally1投入の可能性も

©WRC PROMOTER

トヨタのチーム代表、ヤリ‐マティ・ラトバラは、2022年の後半、5台目のGRヤリスRally1を投入する意向であることを語った。WRC.comが伝えた。

WRCにハイブリッドの新規定、ラリー1マシンが導入される2022年、トヨタは序盤、エルフィン・エバンス、カッレ・ロバンペラが主軸となってフル参戦。サードカーは2021年ドライバーズ王者のセバスチャン・オジエとエサペッカ・ラッピがシェアする布陣だ。さらに、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generationから勝田貴元が4台目をドライブする。ラトバラによれば、このチームから5台目のGRヤリスRally1が参戦する可能性もあるという。

「シーズンの序盤はタフになることは分かっている」とラトバラ。
「必要なだけのマシンを製作しなくてはならない。ドライバーが4人いて、それぞれ2台ずつ必要になるので、確実に8台分のシャシーが必要になる」

「シーズンの序盤は苦労するだろうし通常以上に手がかかると思うが、後半は5台目を走らせることが可能だ。この件についてはあまり話し合いは行っていないが、プライベーターが乗ることもあり得る」とラトバラ。
「今は、まだ選択肢を模索しながら考えているところだ」

トヨタはWRCに復帰して以来、プライベーターのマシンを走らせたことはあるが、マーカス・グロンホルム、エサペッカ・ラッピといずれもスポット参戦。ラトバラ自身も2020年のスウェーデンでは、プライベーターとしてユホ・ハンニネンとコンビを組みヤリスWRCに乗っている。

Mスポーツ・フォードもさらに多くのプーマ・ラリー1を走らせることを視野に入れており、シーズン前半のどこかで4〜5台目が登場する可能性も上がっているようだ。



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