WRCモンツァ:タイトル決戦に臨むエルフィン・エバンス「望みは薄いがベストを尽くす」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCモンツァ:タイトル決戦に臨むエルフィン・エバンス「望みは薄いがベストを尽くす」

©Toyota Gazoo Racing WRT

今週開催されるWRC最終戦ラリーモンツァ(ターマック)で、トヨタのチームメイトであるセバスチャン・オジエとタイトル決戦に挑むエルフィン・エバンス。しかし、自身がオジエの8度目の世界タイトル獲得を阻止する可能性は低いと見ているようだ。

ポイント争いでエバンスは、現在首位に立つオジエに17ポイント差の2番手につけてモンツァ・サーキットを拠点とする最終戦を迎えるが、ここで獲得可能なポイントは最大30。エバンスがパワーステージを制してラリーでも勝ってマキシマムポイントを獲得しても、オジエは3位以上でフィニッシュすればパワーステージポイントを獲れなくてもタイトルを手にする。さらに4位でもパワーステージポイントを追加できればオジエが王者となる。オジエがパワーステージポイントを逃したのは、今季ここまでの11戦中で1回のみ。さらに今季フィニッシュしたラリーの中で、トップ4に入れなかったのは2回だけだ。

「ドライバーズタイトルのチャンスを残して最終戦を迎えられるのは、いいことだ」とエバンス。
「望みは薄いが、それでもベストの走りをする。アプローチは、とにかくベストのリザルトを目指して結果を待つのみだ」

エバンスは9月のWRCアクロポリスが6位に終わった時点で、タイトル争いからは脱落したとも思われた。しかし、直近2戦では、最大獲得可能ポイントが60うち51をポイントを獲得し、選手権での勢いを再び加速させた。

「シーズンの中盤は苦戦したが、ここ2戦は流れがよくなった。でも、モンツァはまた、まったく違うチャレンジになる」とエバンス。
「山間部のステージはとてもいい性格だが、サーキットのステージはいろいろミックスされているし、あまりリズミカルでもない。テストでこのすべてを再現するのは不可能だが、昨年参戦したことでどのようなイベントになるのか、かなりいいアイデアを持っている」

昨年のWRCモンツァは、オジエに14ポイント差をつけて迎えていたエバンスだったが、3番手につけていたデイ2にコースオフを喫したことで、オジエが優勢に。最終的にエバンスは、8ポイント差でタイトルを逃すことになった。

ドライバーズタイトルの可能性はこのふたりにしか残されていないため、3年連続でのトヨタ勢のドライバーズ選手権制覇が確定しているが、マニュファクチャラーズ選手権でも逆転されるのは難しい戦況に持ち込んでいる。WRCモンツァでは最大52ポイントまで獲得できるが、現在選手権首位に立つトヨタは、2番手のヒュンダイに対し47ポイントのリードを握っている。オジエ、エバンス、カッレ・ロバンペラのいずれかがトップ7でフィニッシュすれば、トヨタが2018年以来、5度目のマニュファクチャラーズタイトルを手にすることになる。
(Graham Lister)

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