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WRCスペイン:ヒュンダイは再びスペインでのダブルポディウムを狙う

©Hyundai Motorsport GmbH

今週開催されるWRC第11戦ラリースペイン(ターマック)に、ヒュンダイはティエリー・ヌービル、オィット・タナックに加え、ダニ・ソルドをヒュンダイi20クーペWRCのドライバーに起用する。また、ヒュンダイ2Cコンペティションからは、オリバー・ソルベルグに加え、予定されていたピエール・ルイ・ルーベが負傷したことにより、代替としてニル・ソランスがi20クーペWRCで参戦する。ソランスのWRカーでのWRC参戦はこれが初めてとなる。

ヒュンダイは、前回WRCスペインが開催された2019年、初日グラベル、デイ2以降はターマックのミックス路面イベントでヌービルが優勝、ソルドが3位とダブルポディウムを飾り、マニュファクチャラーズタイトル獲得につなげている。今回は2009年以来、初めてオールターマックでの開催となる。

今季、前回のターマック戦となった母国ベルギーで優勝を飾っているヌービルは、WRCスペインでの連覇もかかる。
「初めてラリースペインに参戦した時はフルターマックイベントだった。その後、しばらくミックス路面で開催されてきたが、今回また、フルターマックに戻った。過去に走った有名なステージに挑むのを楽しみにしている」とヌービル。
「自分の好きなラリーで道はリズムに乗りやすく、このWRカーで走るのが本当に楽しい。ドライビングスタイルとしてはサーキット式に近くなるので、クリーンで効率良く走り、あまりスライドさせないようにしなくてはならない。こうした道では差がつきにくいので、速く走るためには信用できるいいペースノートを作ることも必要になる」

前戦フィンランドでは、今季4度目のポディウムフィニッシュを決めたタナック。スペインではこれまで2回、ポディウムに上がっている。
「ラリースペインで、3日間ターマックを走るのは久しぶり。とても速度域の高いイベントで、自分がとても楽しめるイベントだ」とタナック。
「この道では、ピュアでクリーンなドライビングが求められる。林道はかなりスムースであまりカットはできない。天候は安定しているので、自分的にはすごく楽しめるイベントだ。ここ2戦、連続でポディウムに上がっているし、今季はいい形で締めくくっていきたいので、スペインでハットトリックを決められたらうれしいね」

一方、前回参戦したWRCギリシャでは、カンディード・カレラとのコンビでの初ラリーで4位に食い込んだソルド。母国ラリーとなる今回のラリースペインは、今季初めてのWRCターマック戦となる。
「母国でのラリー参戦が2年間なかったので、スペインでまた走れることがとてもうれしい。フルターマックイベントでのチャレンジを楽しみにしている」とソルド。
「いい天気になって、たくさんのファンが集まってくれることを期待している。自信を持って臨むためには、マシンのセッティングが決まっていなくてはならない。そうすれば、このラリーを大いに楽しめる。アンダーが出ていたり動きがよくなかったりすると、ハッピーにはなれない。またラリースペインに参戦するのが待ち切れないよ」

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