ヒュンダイi20 Nラリー2、実戦デビューのWRCベルギーで勝利、WRC3勢も健闘 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヒュンダイi20 Nラリー2、実戦デビューのWRCベルギーで勝利、WRC3勢も健闘

©Hyundai Motorsport GmbH

ヒュンダイ・モータースポーツ・カスタマーレーシング部門は、支援する各国のドライバーの活躍を伝えている。8月13〜15日に開催されたWRC第8戦イープル・ラリーベルギー(ターマック)では、ヒュンダイi20 Nラリー2が実戦デビュー。ジュニアドライバーのオリバー・ソルベルグとヤリ・フッツネンのふたりがドライバーを務め、WRC2にエントリーした。初日を終えてふたりは1‐2と好ペースを披露。ソルベルグは総合でも10番手につけ、フッツネンはSS5で同マシン初のステージウインをマークした。ソルベルグは最終日のスタートで、電気系トラブルによりリタイアとなったが、フッツネンは自身今季2度目となるWRC2優勝を飾ったほか、スパ・フランコルシャンが舞台となったパワーステージでもトップタイムをマークした。

WRC3では、ジュニアドライバーのジョシュ・マクリーンとグレゴワール・ミュンスターがそれぞれi20 R5で奮闘。地元の強豪を相手に同イベント初参戦に挑んだマクリーンは自身ベストとなる総合12位、クラス5位でのフィニッシュを果たした。ミュンスターは金曜日にコース上の泥につかまりコースオフしたことで4分以上のタイムロスを喫したが、その後はパワーステージを含めクラスベストタイムを7回マーク。総合16位、クラス9位まで挽回した。

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ポルトガルでは、ヒュンダイ・ポルトガルが支援するブルーノ・マガラエスが、ポルトガルラリー選手権ラリービーニョ・ダ・マデイラ(8月5〜7日、ターマック)で今季初優勝をマーク。ステージタイムだけでは総合2番手だったが、パワーステージでベストタイムをマークしたことによるボーナスポイントを加えて総合優勝を収めた。マガラエスはマシンの能力を発揮しただけでなく、ミスを避け切る総合的なパフォーマンスを披露し、リザルトにつなげた。

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イタリア・グラベルラリー選手権では、8月6〜8日に開催されたラリー・チッタディアレッツォ‐バルティベリナで、ヒュンダイ・ラリーチーム・イタリアのi20 R5でエントリーしたウンベルト・スキャンドーラが、今季参戦した4戦すべてでポディウムフィニッシュを果たしている。今戦では設定された8SS中、4本でステージウインを取ったスキャンドーラだったが、一歩及ばず2位でのフィニッシュとなった。しかし、選手権争いでは14.5ポイントのリードを守って、今季残り2戦を迎える。

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北キプロス選手権ではカーズ&カーズラリー(8月14〜15日)にi20 R5で参戦したラウフ・デンカタスが最終ステージでベストタイムをマークし、2位でフィニッシュした。設定された8SSすべてをトップ4圏内のタイムで並べ、ライバル勢がアクシデントやリタイアに見舞われる中で順位を上げていくと、12kmの最終ステージでトップタイムをマークし2位に浮上してフィニッシュを迎えた。

英国ラリー選手権のグランピアン・フォレストラリー(8月14日、グラベル)では、全6SSを経てアイルランドのジョシュ・モファットのi20 R5が今季ここまでの自己ベストとなる5位でフィニッシュ。同郷のジェームス・ウィルソンは最終ステージでメカニカルのマイナートラブルに見舞われ45秒をタイムロス、総合12位でのフィニッシュとなった。



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