WRCベルギー:ジュニアWRCはジョン・アームストロングが勝利 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCベルギー:ジュニアWRCはジョン・アームストロングが勝利

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WRC第8戦イープル・ラリーベルギー(ターマック)ではジュニアWRCが今季第4戦を迎え、ジョン・アームストロングが勝利を飾った。

Mスポーツ・ポーランドが製作したフォード・フィエスタ・ラリー4のワンメイクで争われるこの部門で、アームストロングは序盤からペースをつかみ、スタートからフィニッシュまで首位を譲らずにトップフィニッシュを果たした。デイ1ですでに49.9秒のリードを築いたアームストロングは、土曜日にも差を広げ、世界屈指の名門サーキット、スパ・フランコルシャンで迎えた最終日の4SSも余裕を持って走り切った。唯一のドラマは金曜日の夜、ワイドに膨らみ、リヤアクスルを曲げた時だった。そのハプニングにも対応したアームストロングは、最終的に1分00秒6差で、4月のクロアチアに続く今季2勝目を飾った。アームストロングは、選手権争いでも2番手に浮上してスペインでの最終戦を迎える。

「このベルギーで優勝することができて、天にも昇る気持ちだ」とアームストロング。
「スタートからいいパフォーマンスを見せることができ、そこからは流れをコントロールすることに努めた。最終日は速すぎずに努めるのが難しかったがトラブルを避け切ったし、スパを走るのも特別な気分だった」

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2位に入ったのは、フィンランドのサミ・パヤリ。滑り出しは慎重だったが、イベントが進むにつれて順位を上げて言ったパヤリは、最終的に3位のロベルト・ビルベスに21.7秒差をつけてフィニッシュし、選手権争いでも8ポイント差の首位を堅守した。

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ラウリ・ヨーナは金曜日には一時3番手につけていたが、その後はペースを維持するのに苦戦。ビルベスに26.1秒遅れの4位フィニッシュに留まった。ウィリアム・クレイトンも序盤は好ペースを披露しステージウインを7本奪取したが、土曜日に縁石にヒットし油圧トラブルが発生。これで3分以上のロスとなってしまい、首位から3分以上遅れてのフィニッシュとなった。

21歳のマルティン・セスクは木曜日のシェイクダウンで側溝にはまり、土曜日のHollebekeでもこれを再現してしまった。最終日は再スタートしたが、1時間以上遅れてのフィニッシュとなった。

WRCベルギー JWRC最終結果
1 J.アームストロング(フォード・フィエスタ・ラリー4) 2:51:55.4
2 S.パヤリ(フォード・フィエスタ・ラリー4) +1:00.6
3 R.ビルベス(フォード・フィエスタ・ラリー4) +1:21.7
4 L.ヨーナ(フォード・フィエスタ・ラリー4) +1:47.8
5 W.クレイトン(フォード・フィエスタ・ラリー4) +3:31.9
6 M.セスク(フォード・フィエスタ・ラリー4) +1:11:29.7



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