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WRCベルギーでクラッシュの勝田貴元、ラトバラ代表は「心配していない」

©Toyota Gazoo Racing WRT

トヨタのWRCチームの代表を務めるヤリ‐マティ・ラトバラは、WRCイープル・ラリーベルギー(ターマック)で大クラッシュを喫した勝田貴元の速さに、何の懸念も抱いていないと語った。

4月のクロアチア戦以来となったターマック戦で勝田はデイ2、6番手走行中のSS10で6速で転倒、ここでリタイアとなった。ラトバラは、これは勝田の今季初めてのミスだったとし、WRCに参戦するワークスドライバーなら経験するアクシデントだったと語る。

ラトバラは「イープルは、タカにとって2戦連続で厳しいリザルトとなった。エストニアでは何も間違ったことはしておらず、コ・ドライバーがあのように負傷する可能性があることを、これまでにも見てきている」とコメント。

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エストニアでは、勝田のコ・ドライバー、ダニエル・バリットがジャンプの着地の際の強打によって背中を負傷。次のベルギーでは治療のために欠場し、勝田はキートン・ウィリアムズと組んでの参戦となっていた。

勝田は今季、6戦連続でトップ6フィニッシュを飾り、サファリラリー・ケニアでは自己ベストとなる2位にも食い込んでいたが、エストニア、ベルギーは2戦連続リタイアとなった。

「ベルギーは、タカにとって今季初めてのミスだった。彼には、どんなドライバーでも毎シーズンに少なくとも2回はミスをするものだし考え込むことはない、と話した」と語るラトバラは、ベルギーのデイ2で勝田のミス以上に、アクシデントの影響が大きすぎたと感じていることも付け加えた。

「小さなミスが、かなり厳しい痛手になってしまった例だ。むしろラインの問題で、バンプを越える際、ほんの少しだけ右に寄りすぎていた。本来、これだけのアクシデントにつながるようなものではない。彼が速度を上げすぎたから起きたというクラッシュではなかった」

バリットは現在も療養中のため、9月9〜12日に開催される次戦アクロポリスも引き続きウィリアムズが勝田のコ・ドライバーを務めるとみられている。

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